授乳中に肌が乾燥する!?授乳中の乾燥肌の原因と対策【4つのポイント】
さくらさくら

授乳中は「妊娠中や出産直後に増して肌が乾燥してきた!」という方も少なくありません。授乳は赤ちゃんとの絆を確かめ合えるとても幸せな時間なのですが、肌の乾燥は歓迎できませんよね。肌の乾燥が進むとかゆみや痛みがでることもありますので、早めに改善したいものです。

授乳中は肌が乾燥しやす時期であると同時に、肌がデリケートな時期なので正しいケアで乾燥肌を撃退しましょう。授乳中の乾燥肌の原因と、対策するための4つのポイントをご紹介します。

目次

授乳中に肌が乾燥する原因

妊娠中・産後のホルモンバランスの変化によって、肌は乾燥しやすい状態です。産後1年は肌が回復途中のため、授乳中はまだまだ肌は乾燥します。さらに授乳中のママの乾燥肌が深刻になる原因は、ママの水分不足にあります。

母乳の原料はママの血液です。1回の授乳で赤ちゃんが50~100mlの母乳を飲んだとして8回授乳したら、単純に考えて400~800mlの血液を失っていることになります。

そして、血液の約90%は水です。授乳中は体内の水分が減っているため、何もしなくても肌は渇水状態になってしまいます。私がお話を聞いている授乳ママにも、「意識して水分をとっているつもりだったけど、いつもよりも1リットルも多く水分を摂っていなかった」とおっしゃる方が多いです。

授乳中の肌の乾燥対策!4つのポイント

まずは水分補給

赤ちゃんに良質な母乳をあげるため、そして肌の乾燥を改善するため、授乳中は喉が乾かなくても水分補給を心がけましょう。授乳中のママは、目安として1日2~2.5Lの水を飲むことが推奨されています。お水を飲むと授乳中に起きやすい便秘対策にも効果的です。

1度にたくさんの水を飲むのは大変なので、少しずつ水やお茶を口に含む習慣をつけましょう。

不足気味の栄養素はサプリメントで補う

肌を乾燥に負けない強い肌にするには食事も重要です。赤ちゃんに良質な母乳を届けるためにも、食事に気をつけているママは多いですね。

食事に気をつかう事はとても良い事なのですが、「しっかりバランス良く食べなきゃ!」と自分を追い込んでストレスをためてしまう事は逆効果です。ストレスで母乳の出が悪くなったり、肌荒れがひどくなったりと、良いことはありません。食事は楽しく、おいしく、そしてちょっと彩り(栄養)も考え、足りない分はサプリメントで補うと気持ちが楽になります。完璧を求めたら誰だって疲れてしまいますね。

厚生労働省は授乳中も葉酸を多く取ることを進めていますので、授乳中も葉酸サプリを継続して飲むのもいいですね。

忙しくても保湿ケア

授乳中のママは、育児に追われて毎日大変です。今まで何も考えずできていたことが、忙しすぎてできなくなってしまいますよね。どうしても自分の事は後回しになってしまい、ゆっくりとスキンケアをしている時間も取りにくいものです。私の場合、「赤ちゃんが寝てからゆっくりスキンケアしよう」と思っていても、やっと寝たと思った赤ちゃんがまた泣き出してあやしているうちに、疲れてスキンケアどころじゃなくなってしまうことも多々ありました。

しかし、肌は非情にも待ってはくれません。洗顔後やお風呂の後にはガッツリと保湿をしておかないと、授乳中のお肌はすぐに砂漠肌になってしまいます。

時短でしっかり保湿をするにはオールインワン化粧品なども便利です。

授乳中も安心できる成分の化粧品を使用

あまり意識されている方は少ないのですが、化粧品の成分は皮膚から体内に取り込まれます。口から摂取するものに比べれば極々微量なので、そこまで神経質になる必要はありませんが、授乳中は肌もデリケートになっている時期なので、赤ちゃんの栄養となる母乳を与えている授乳中のママも、体に歓迎できない成分は避けた方が安心です。

多くの化粧品に防腐剤が入っていますが、乾燥している肌に防腐剤はダメージしか与えません。「○○パラベン」とパラベンの名前が入っている成分や、「フェノキシエタノール」という防腐剤は授乳中は避けておいた方がいいですね。ただ、フェノキシエタノールは多くの敏感肌用化粧品でも使われている防腐剤なので、ドラッグストアではなかなかフェノキシエタノール不使用の化粧品は見つからないかもしれません。通販限定の化粧品は直接消費者の元に届けられるので、フェノキシエタノール不使用の化粧品が多い傾向にあります。

乾燥肌対策にはリラックスできる時間も大切

授乳中はバタバタした時間を過ごしていることが多く、ホッとできる時間もなかなか取れませんよね。

妊娠中は子宮の収縮を避けるために避けたい精油(アロマ)もありましたが、産後は使用できる精油も広がりますので、自然派化粧品や天然由来化粧品も使えるものが増えます。

アロマの香りにはリラックス効果もありますので、オーガニック化粧品にチャレンジしてみたり、赤ちゃんの体調管理もかねて芳香浴(ラベンダーやティーツリー)をしてみてもいいですね。リラックスできる時間が持てると、肌もキレイになります。芳香浴は空気もキレイになりますし、気持ちもリラックスできて一石二鳥です。

オールインワン化粧品って肌に悪そう…授乳中も使って大丈夫?

多くの授乳中のママのお助けマン的存在になっているオールインワン化粧品ですが、今までライン化粧品を愛用してきた方には、不安も大きいのではないでしょうか?

私も元々ライン化粧品派で、化粧水からクリームまでぎっちりとスキンケアをするのが好きだったんですが、授乳時期の忙しさからオールインワン化粧品に変えました。最初は不安もあったのですが、最近のオールインワンはすごいですね。パパッと顔に付けるだけで、ちゃんと潤いが長持ちしますので助かります。時間も短縮されて、お財布にも優しくて、今ではすっかりオールインワン化粧品のトリコです。

ライン化粧品は時間をかけてケアするので、しっかりケアできてるなぁという自己満足と自分の肌の調子を指で確かめる感覚が好きだったのですが、オールインワンはとりあえず肌につけとけば勝手に浸透して、勝手に潤ってくれるのでラクチンです。

先日、ふとライン化粧品とオールインワン化粧品って、二層式洗濯機乾燥機付きドラム洗濯機みたいだなぁと思いました。なんでここで洗濯機!?と思われるかもしれませんが、本当によく似てると思います。

二層式洗濯機ってご存知ですか?今も根強いファンも多く、電気屋さんでも隅っこで取り扱っています。こんなのです。

洗濯するパーツと脱水するパーツに別れていて、洗濯が終わったら横の脱水機に移して使います。一見面倒なようですが、それぞれの仕事が別れているので汚れもよく落ちますし、洗濯と脱水をバラバラに、同時進行させることもできます。これってライン化粧品にも共通しませんか?化粧水、クリーム、美容液を単品で使うこともできるし、1つ1つの効果もしっかりです。そしてちょっと面倒。根強いファンが多いところまでそっくり。

一方、乾燥機付きドラム式洗濯機は節水できて、洗濯物をドラムの中に放り込めば乾燥までしてくれます。本当に楽々。これと同じなのがオールインワン化粧品です。ライン化粧品よりも節約もできて、1度顔につけておけばパックやら美容液やらの効果まで得られて楽々です。

この前電気屋さんに行って洗濯機を選んでいた時に、ふと似てるなぁと思ったものでご紹介してみましたが、ライン化粧品もオールインワン化粧品も、どちらが良くてどちらが悪いというものではなくて、あなたの状況に合ったタイプの化粧品を選ぶのがベストな選択なのだと思います。(洗濯だけに…苦笑)

ただ、気をつけたいのは、化粧品はしっかり選ぶことです。成分を見ずにオールインワン化粧品に飛びつくのは危険です。あくまで私の実感ですが、オールインワンの人気からたくさんのオールインワン化粧品が出ていますが、正直ライン化粧品に匹敵する肌質を保てるものってそんなに多くないです。厳しい目で見極めてこそ、ラクしてプルプル肌を手に入れられることを覚えておいて欲しいです。

成分もしっかりチェックして、授乳中も安心して使える化粧品をランキングにしてみました。授乳中の乾燥肌対策の参考にしていただければ嬉しいです。

>>【安心成分】妊娠中・産後のスキンケアランキング

まとめ

毎日育児に忙しい授乳中ママですが、ちょっとした心がけで乾燥肌は改善できます。忙しいとは言っても、やっぱりキレイなママでいたいです。今しかない赤ちゃんとの授乳の時間を楽しみつつ、キレイな肌を取り戻していきましょう。

妊娠中はライン化粧品派だったという方も、育児で忙しい時期は割り切って時間をかけずにケアできる化粧品を使うのも効果的です。その方が、ライン化粧品で中途半端なケアをするよりも、ずっと効果があったように感じました。

授乳中は化粧品の成分にも気を付けたいところです。赤ちゃんとママに安心な化粧品を選んでいきたいですね。

赤ちゃん・子供と一緒に使える化粧品ランキング
  1. メディプラスゲル

    メディプラスゲル

    価格:
    2,996円(税込)
    容量:
    180g
    価格5.0
    使用感4
    効果4.5

    そこらのベビー用ローションよりも成分にこだわっている高保湿ゲルです。多くのベビークリームで使われているフェノキシエタノールも不使用。24時間潤う肌のために作られたゲルなので、乾燥しがちな赤ちゃんの肌もしっかり潤いが続きます。顔だけなら2ヶ月使えるので、1ヶ月あたり1,500円以下です。

    ゲルなのでお風呂上がりの赤ちゃんのは肌にも塗りやすく、30秒で顔からつま先まで全身の保湿が完了します。ポンプ式で使いやすく、洗面所においておけばママのスキンケアもパパッと完了です。

    管理人のレビュー

    成分にこだわった保湿クリームは値段も高い傾向にありますが、メディプラスゲルはこだわり成分なのに価格も安いので、全身惜しみなく使えるのもありがたいです。カサカサがひどい部分には、重ね付けすれば保湿効果アップ。肌の状態に合わせて使い方を変えられるので経済的です。

    わが家では新生児の頃からメディプラスゲルで赤ちゃんのスキンケアをしていますが、すべすべの赤ちゃん肌を維持しています。

  2. アトピスマイル

    アトピスマイル

    価格:
    2,500円(税抜)
    容量:
    25g
    価格3.5
    使用感4.0
    効果5.0

    厚生労働省から日本で唯一【皮膚水分保持能の改善】が認められ、認可されている「ライスパワーNo.11」配合した薬用クリームです。国産のお米が原料なので、薬とは違い安心して使えます。

    アトピーやアレルギーなど、肌が特にデリケートな方向けに開発せれたクリームなので、赤ちゃんの肌にも安心して使えます。

    管理人のレビュー

    本格的に肌の力を高めて行きたい方向けのクリームです。ママは化粧水を付けた後に乳液代わりに使うのがオススメです。赤ちゃんはお風呂上がりや顔を拭いた後に付けてあげれば、自然と肌がキレイになっていきます。

    赤ちゃんの全身に使うと、1本で2週間くらい使えます。顔のみなら1ヶ月くらい持つので、できれば特に気になる部分はアトピスマイル、他の部分はもう少し安価な保湿クリームなどでたっぷりケアするのがいいかもしれません。

  3. アロベビー

    アロベビー ミルキーローション

    価格:
    定期購入980円(税抜)送料無料
              通常購入2,300円(税抜)
    容量:
    150ml
    価格4.0
    使用感4.0
    効果3.5

    99%天然成分でできていて、フランスのオーガニック認証機関「エコサート認証」の本格派オーガニックミルクです。多くの雑誌でも特集されていて、楽天やamazonでもランキング1位に輝いているベビースキンケアの王道とも言える保湿剤です。

    管理人のレビュー

    残念ながらうちの子には合わなかったのですが、周囲のママ友には圧倒的な指示を得ている人気のオーガニックベビーミルクです。アロベビーのミルキーローションで赤ちゃんの肌トラブルが解決したと体験談多数。特にアレルギー体質でないお子さんには良い効果を聞くことの方がいいので、合わなかったうちの子が少数派なんだと思います。(私は心地よく使わせてもらっています。)

    ラベンダーの自然な香りが心地いいので、夜泣きのひどい赤ちゃんの情緒を安定させる効果も期待できます。毎日の育児に頑張るママのリラックスタイムにもオススメです。

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