妊娠中・産後は冬の乾燥が特に辛いですね。冬の乾燥は顔の乾燥はもちろん、ボディもカサカサになりやすいですし、かぜやインフルエンザなど体調面も気になります。
この記事では、乾燥を気にせずに快適なプレママ生活を送る5つのポイントをご紹介します。今日からできる簡単なことですので、参考にしていただけたら嬉しいです。
目次
乾燥知らずの妊婦生活を送る5つのポイント
湿度を保つ
一般的にお肌に良いとされている湿度は60~65%と言われいます。でも、加湿を心がけていない冬の室内の湿度は30%以下になることも…。積極的に加湿しないと、空気はカラカラの状態です。湿度40%以下でインフルエンザウイルスが活発になったり、健康にも影響が出てきますので、湿度は室温以上に気を使う必要があります。
加湿方法としてよく利用されるのが加湿器ですね。湿度を設定しておけば自動的に加湿してくれるので楽チンですが、加湿器がなくても大丈夫です。
タオルをブンブン
スポーツタオルなどを水で濡らして絞り、タオルを部屋の中で振り回すだけで、部屋の湿度が上がります。日頃のストレスをタオルに込めブンブン回しましょう。あまり激しくタオルを回しすぎると、妊婦さんはお腹が張るかもしれませんので注意です。
振り回したあとは、ハンガーなどにかけて部屋に干しておけば、しばらくは湿度がキープされます。
スプレーでアロマ水をシュッシュ
スプレー容器に水を入れてシュッシュする原始的な方法も効果的です。水と一緒にティーツリーなどの除菌効果のあるアロマを数滴入れてシュッシュすれば、カゼ予防にもなります。ティートリーは安全性も高いので赤ちゃんが過ごすお部屋にも安心です。
ご自宅に湿度計はありますか?
温度計や湿度計は、部屋に設置していないことが多いものです。部屋の空気が乾燥していれば、当然ながら人の体も乾燥してしまいます。最近は空気清浄機や加湿器に湿度が表示されますが、場所によっては表示されている湿度よりも低いこともありますので、部屋に温湿度計を置いてみるのもいいですね。
私も妊娠して体調を気にするまで、自宅に湿度計はありませんでした。実際に湿度計を置いてみると、冬の室内は暖房などで思っているよりも乾燥していることにビックリ。
冬は夜も空気が乾燥しています。朝起きると口が渇くのも、空気の乾燥が原因の1つです。就寝時も、濡れたタオルを干して置くのを忘れずに。
湿度計は床から50cmくらいの場所に置くと、湿度が正確に把握できます。温湿度計は赤ちゃんが生まれてからも部屋の温度調節に役立つので、ぜひ用意してみてください。思ったよりも部屋が乾燥していることに驚きますよ。
暖房器具を使い分ける
冬の暖房機器具として、最も使われているのはエアコンです。エアコンは便利ですが、空気が乾燥するのが難点です。空気の乾燥を防ぐ為には、ポイント①の湿度を保つ方法を取り入れつつ、暖房器具の使い分けも効果的です。
床暖房
最も空気が乾燥しにくく、部屋全体を温められるのは床暖房です。しかし、床暖房は設備が高額ですし工事の日数も掛かります。また、光熱費も高くなりがちですので簡単には導入しにくいのが難点です。
座っている時にはコタツ、ホットカーペット
部屋で座っているときには、こたつやホットカーペットが活躍してくれます。空気が乾燥しませんし、お尻が暖かいの妊娠中には気持ちがいいものです。ただ、部屋全体を温めることはできませんので、毛布などを掛けて方を冷やさないようにしましょう。
寝室にはオイルヒーター
寝室にはオイルヒーターがおすすめです。オイルヒーターは温風がでないので、空気も乾燥しませんしホコリを舞い上げる事もなく空気が綺麗に保てます。温まるまでに少々時間がかかるので、寝る前に付けておき部屋を温めておくと良いですね。
注意点は長時間使用では光熱費が高くなりやすいこと。寝るときはタイマーで消えるようにしておくと経済的です。
<水分をしっかりとる
夏は脱水や熱中症の予防のために水分補給を心がけますが、冬は意図的に水分補給をしない事が多いものです。冬の体は乾燥していますので、やはり水分補給を心がける必要があります。特に妊娠中はトイレが近くなる事も多く、思っているよりも体に水分が少なくなっています。
ジムなどで体内に吸収されやすく推奨されているのが常温の水ですが、冬は常温の水も冷たいので飲みにくいので、少しお湯を足して「白湯」にすると、とても飲みやすくなります。
妊娠中はカフェインを避けたりと飲みのも制限されたり、体重増加にも気をつけなくてはいけません。でも、白湯なら全く問題ありません!慣れると意外と美味しいんです。私(さくら)は、妊娠中は白湯にハマっていました。
>>妊娠中・授乳中はカフェインレスの飲み物!実際に飲んだおすすめベスト5
入浴時の温度・洗い方を気をつける
<お風呂の温度<
冬の寒い時期は、暖かいお風呂が気持ちがいいですね。1日の中でホッとできる時間でもあります。温まりたいからといって、お風呂の温度を高くしすぎるのはNGです。最適なお風呂の温度は41℃以下です。これ以上高い温度では、肌は乾燥しやすくなってしまうので、注意が必要です。
顔・体の洗い方
洗顔料や石鹸で洗う時も、しっかり泡立てて泡を滑らせるようにして洗いましょう。体もゴシゴシ洗いたくなるかもしれませんが、泡で洗っても十分汚れは落ちますので安心して下さい。お風呂と同様に顔や体を洗う時のシャワーの温度にも注意して下さい。特に、顔を洗う時のお湯の温度には注意が必要です。
顔を洗うのに最適な温度は38℃です。顔の皮膚は体に比べて薄いため、水分が奪われやすいです。ちょっとぬるいかな?と感じる程度のお湯で洗わないと乾燥肌になってしまいます。
保湿化粧品を見直す
お風呂上がりは、なくべく早く肌の保湿をしましょう。お風呂から出たら5分以内に保湿するのが基本です。石鹸で体の皮脂も落としていますので、時間が経つほどお肌の水分は逃げてしまいます。保湿には、潤いを逃さないタイプの化粧品を使うようにするとさらにGOODです。
私は2人目妊娠中からは面倒なことは極力避けていたので、顔にも体にも使える保湿化粧品を選んでいました。私が使っているのは、お風呂上がりに洗面所でパパッと使えるポンプ式の保湿ゲルなのですが、一瞬にしてスキンケアとボディケアができるので便利です。
妊娠中の乾燥対策は妊娠線対策にも
妊娠中の肌の乾燥は、妊娠線を作ってしまう原因にもなってしまいます。妊娠線の原因は肌が大きくなっていくことに肌がついていけないことにあります。肌が乾燥して水分量が減っている状態ですと、伸びが悪くなるので妊娠線が簡単にできてしまいやすくなってしまいます。
妊娠線は一度できてしまうと消えません。ちょっと乾燥を感じてきた時が、妊娠線対策の始めどきです。後々後悔しないためにも、肌からのSOSを見逃さないようにしたいですね。
妊娠中の乾燥でかゆみを感じたら?
乾燥がひどくなってくると、かゆみを感じることがあります。かゆみを感じた時に絶対に気をつけなくてはいけないことは、絶対にかかないことです。かいてしまうと肌への刺激でさらにかゆみが増してしまうこともあります。保冷剤で冷やすとかゆみが軽減しますので、試してみてください。
かゆみがひどいと薬局で売っている薬を使うことを検討するかもしれませんが、妊娠中は肌がデリケートなので、市販薬を使うことでかぶれてしまうこともあります。安易に市販薬を使わずに、病院を受診するようにしましょう。皮膚科でも妊娠中であることを伝えれば、妊娠中でも安心な薬を処方してくれます。
市販の保湿剤は軽度な乾燥や、薬で症状が軽減した後のケアにはいいのですが、悪化してしまった乾燥肌は薬を処方してもらうのが一番早く肌をキレイにする方法です。
妊娠中・産後に限らず、肌の乾燥は自分でコントロールするものです。その時のあなたの肌の状況に合わせてベストな方法を見つけていきましょう。
まとめ
ちょっとした行動で、妊娠中も乾燥が気にならない生活をする事ができます。乾燥は妊娠中の大切な時期だからこそ、乾燥ストレスから開放された生活を送りたいものですね。1つ1つはとても簡単なことですが、とても大切なことですので是非試してみて下さい。
肌の乾燥は妊娠線もできやすくなりますので、今後の為にもしっかり乾燥対策をしていきましょう。