ニキビが乳液で増えた!?乳液はニキビ悪化の元凶?乳液はいらないの?

乳液をつけたらニキビが増えた!と感じている方は少なくありません。肌を整えるはずの乳液でニキビができてしまうなら、乳液はニキビ肌にはつけない方がいいですよね。
乳液はニキビが増える原因になるのか?ニキビ肌は保湿しない方がいいのか?ご紹介します。

目次

ニキビは乳液をつけると増える?ニキビ増えたの声が多数!?

先日、読者さんからこんなメールを頂きました。

はじめまして、Nと申します。20代の会社員です。

私は10代の頃からニキビに悩んでおります。ニキビが乳液を付けると増えるように感じているのですが、肌は乾燥するので乳液を手放せません。

乳液がニキビの原因となっているのかな?と思い切って乳液をストップしてみたのですが、肌がカサカサしてメイクのりが悪くて困っています。

※お名前を伏せて掲載の許可を頂いています

頂いたメールから一部抜粋。
実は20代以降でニキビで悩んでいる方の多くは、肌の乾燥も感じています。
ニキビはオイリー肌が引き起こすと思われがちですが、ニキビは乾燥肌が原因で増えていることも多いのです。

ニキビの原因は乾燥?でも乳液でニキビが増えるのはなぜ?

ニキビの原因は乾燥だった!

不十分な保湿や日焼けによって肌の乾燥が進むとなぜニキビが増えるのか?

肌が乾燥すると皮膚は皮膚が乾燥しないように皮脂を出します。過剰にでた皮脂がオイリー肌のテカテカになります。
テカテカ肌を解消するために何をしますか?多くの方はあぶら取り紙を使ったり、洗顔したりします。
そして、さらに肌の乾燥が進み、オイリー肌が深刻になります。

そのうちに皮脂が過剰分泌するようにり毛穴に詰まってニキビができ、皮脂が酸化して雑菌が増えてくることによってニキビが悪化します。

こうやってニキビ肌の負のスパイラルにどっぷりと浸かって行くのです。

何年もニキビに悩んでいる方は、特にこの傾向が強いと言われています。皮膚科のお医者さんも「肌の乾燥は全ての肌トラブルの元!」とおっしゃいます。ではなぜ保湿に有効なはずの乳液でニキビが増えるのでしょうか?

乳液でニキビが増えたのはなぜ?

乳液は肌の水分の蒸発を防いだり、外的刺激から肌を守ったりするものです。
すでに多くのニキビができている方は肌の上に皮脂がたくさん重なっているので、乳液を重ねることで肌の油分が多くなり過ぎる状態になってしまいます。
これが乳液でニキビが増える理由です。

すでにニキビができてしまった肌に必要な保湿は、肌の内側への保湿です。
水分やセラミド、コラーゲンなどの皮膚の構成に必要な成分をしっかり補ってあげることこそ、肌を正しい状態に導くことに繋がり、結果的にニキビ肌を改善することができるます。

肌の奥にお潤いを与えると、肌のターンオーバーが整うためニキビ痕への対策にもなります。

ニキビ肌にいい保湿は?

わたしはニキビ肌にはオールインワンゲルがいいと思っています。
ニキビに刺激を与えるのは厳禁。ニキビに触れれば触れるほど、ニキビは悪化しやすくなり、潰れてニキビ痕になることもあります。

化粧水をつける時の刺激もバカになりません。

オールインワンゲルならばニキビに与える刺激も最小限に肌の保湿ができますし、乳液のように肌の表面に油分が多過ぎる状況にもなりにくいので、ニキビ肌に適しています。
中にはニキビ肌用のオールインワンコスメもありますので、そういったものを使うとニキビを落ち着かせつつ、しっかりとした保湿が可能です。

ニキビ対策!8つと5つのチェック項目

私には自分自身にニキビができた時や、ニキビで悩んでいると相談を受けた時にご紹介するニキビケアがあるのですが、一意見としてご紹介させていただきます。

私はニキビができたら、まずは洗顔を見直します。

洗顔のポイントは8つ
予洗いはしっかりできているか?
お湯の温度は適温か?
長時間洗いすぎていないか?
洗顔石鹸はよく泡立てているか?
洗顔時にこすっていないか?
洗い流しはしっかりできているか?
朝も石鹸を使って洗顔しているか?
タオルで押さえるように拭いているか?

特にお湯の温度と予洗いは大切です。ぬるま湯で2〜3回予洗いをするだけでも7割の肌の汚れは落ちます。また洗顔石鹸はよく泡立てて泡で遊ぶイメージで顔を洗います。これを気をつけるだけでも、次の保湿のステップでの肌への浸透が全く違ってきますので試してみてください。

気をつけているつもりでも、忙しい日が続いたりするとどうれか抜けてしまうこともあるので、ニキビができた時には一度洗顔を見直してみましょう。

次に保湿のポイントは5つです。
洗顔後すぐに保湿をしているか?
肌に負担のない成分の化粧品を使っているか?
スキンケア時に力を入れて肌に負荷をかけていないか?
余計な油分の多い、ベタつく化粧品を使っていないか?
コットンは使っていないか?

化粧水はコットンでつけている方も多いと思いますが、ニキビができている時にコットンで化粧水をつけるのはNGです。肌への摩擦になってしまうので、ニキビ悪化の原因になってしまいますので、清潔な手でつけるようにしたいですね。

ニキビができて困った時には、ぜひこれらをチェックしてみてください。

10代のニキビにも保湿は必要?

10代の思春期ニキビができている肌にも保湿は必須条件です。

10代は特に皮脂の分泌が多いので、保湿を嫌がる傾向にありますが、いましっかりと保湿をしておかないと、ニキビ跡が残ってしまったり、インナードライの肌になってしまうリスクを高めます。

もともと肌がニキビを治す力も弱めてしまうので、10代から保湿をする意識を持っていることが、今後の肌を左右すると言っても過言ではありません。