産後にシャンプーが合わない!?【美容師直伝】原因と対策をご紹介

産後にシャンプーが合わないと悩んでいる方は少なくありません。シャンプーが合わないと抜け毛が増えたり、頭皮に赤みやかゆみがでることもあります。髪はいつも人に見えてしまいますし、昔から「髪の長きは七難隠す」とも言われるように、髪の毛がキレイだとそれだけで美人に見えるほど、体のパーツの中では重要な部分です。

今回は、産後にシャンプーが合わなくなった原因と、美容師直伝の産後にシャンプーが合わなくなった時の対策をご紹介します。

目次

産後にシャンプーが合わない原因は?

考える女性

産後にシャンプーが合わなくなる原因の1つが、ホルモンバランスの変化です。

妊娠中や産後に肌荒れが起きたり、シミができやすくなったりするのと同じように、産後のホルモンバランスの変化は頭皮や髪の毛にも影響を与えます。多くの産後の女性を悩ませている産後の抜け毛もホルモンバランスの変化で起こる症状の1つです。

ホルモンの影響で、産後は肌が敏感肌になりやすい時期。シャンプーは成分に気を配る人が少ないのですが、よく見てみると市販のシャンプーには肌に刺激になる成分がたくさん入っています。化粧品には絶対使わないような成分が入っている物も珍しくありません。

肌に刺激になるような成分は地肌を刺激し、さらなる抜け毛を増やしたり、頭皮にかゆみや赤みを生じさせることもあります。妊娠前には何ともなかったシャンプーでも、産後のデリケートな頭皮には合わない可能性は十分にあります。特に、シャンプーをしている時に頭皮がヒリヒリしたり、妊娠前には感じなかった違和感を感じたら要注意です。産後は化粧品だけでなくシャンプーにも気を配りたいものです。

【美容師直伝】シャンプーが合わない時の対策

最初のステップはシャンプーの仕方を見直すことでした

産後に髪がゴワついたり、抜け毛が出たり、頭皮のトラブルが起きた時は「シャンプーが合わないのかな?」と考えがちですが、シャンプーの仕方が原因となっていることも多いものです。まずは正しいシャンプーができているかをチェックすることからはじめましょう。

シャンプー前にブラッシングをしているか?

髪をとかさずにシャンプーをしてしまうと、髪が絡まり髪のダメージや、頭皮ダメージにつながります。産後の抜け毛が気になっている方は、ちょっとした力でも髪が抜けやすい状態ですので、ブラッシングをせずにシャンプーをしてしまうと抜け毛が多くなる原因にもなってしまいますので注意しましょう。

ブラッシングはちょっと面倒なようですが、シャンプー前のブラッシングを習慣にしたいですね。脱衣所にブラシを置いておきお風呂に入る前にささっと髪をとかすだけで全然違います。

予洗いは十分にしているか?

予洗いを十分に行うことで約7割の汚れは落ちると言われています。シャンプーで洗う前に予洗いをすることで、シャンプーの泡立ちもアップするので、髪への摩擦も軽減でき、頭皮にも泡が行き渡りやすくなり、しっかりと洗うことができます。

シャンプーは泡立てて使っているか?

シャンプーはどのように使っていますか?多くの人はシャンプーを手にとって少し手に広げたら髪の毛につけていき、頭でシャンプーを泡立てていくのではないでしょうか?モカもそうしていたのですが、美容師さんからするとこれはNGなのだそうです。

シャンプーは手のひらに取ったら手の上でできるだけ泡立てるのがポイントです。頭の上で泡立てる場合には、頭皮に直接シャンプーがつくことは避けて、髪の毛の先のようで泡立てうようにしましょう。泡立てる前のシャンプーが地肌につくと、流しにくく毛穴に詰まってしまう可能性がありますので注意したいですね。シャンプーをよく泡立てると地肌の毛穴もスッキリ洗えますよ。

すすぎはしっかりしているか?

シャンプーの流し残しは、髪のダメージや地肌トラブルの原因となります。シャンプーだけでなく、コンディショナーもしっかり流すのがポイントです。

髪を完全に乾かしているか?

子育て中のママにとって一番ハードルが高いのが髪を乾かすことではないでしょうか?子供をお風呂に入れてバタバタと自分もお風呂に入り、子供のお世話でスキンケアも適当に。髪を乾かすな時間なんて取れません。ましてや美容院に行ったときのように時間をかけて完全に髪を乾かすなんて、夢のまた夢…。

でも、髪と頭皮のためには髪の毛は完全に乾かすのがベストです。濡れている状態の髪は、髪の毛の繊維が開いている状態なので、どんどん中の水分が逃げてしまい、ゴワゴワ・パサパサの髪の毛へまっしぐらです。

完全に乾かす時間がない、すぐに乾かせない場合には、オイルなど髪の保湿剤をつけておくと髪の毛の水分が逃げるのを防ぐことができます。

【地肌を育み、髪を守る】産後の頭皮に合ったシャンプーを使う

シャンプーは化粧品に比べると、どうしても肌への優しさや効果から目を向けられません。でも、産後の肌がデリケートになるのと同じように産後の髪の毛や頭皮もとってもデリケートな状態です。いつもはドラッグストアで安売りしているシャンプーでも問題ありませんが(モカは若い頃はシャンプーにもこだわっていたのですが、結婚してからは安売りシャンプー派です。)、産後の時期だけはスキンケアと同様にシャンプーにもこだわりたいですね。

今はスキンケアにも引けを取らない成分のシャンプーも登場しています。

細胞を活性化させると美容業界で話題「ヒト幹細胞培養液」や「セラミド」、「コラーゲン」などが配合されたシャンプーならば、洗いながら頭皮のケアをすることができ、細胞レベルで髪質や地肌を改善することが可能になってきました。産後にシャンプーが合わなくて困っている場合には、こういった次世代シャンプーを試してみるもの1つの方法です。

【体験談】産後2週間、突然頭皮のかゆみとフケに悩まされました

私(さくら)は3人目を出産して2週間くらい経った頃から、頭皮のかゆみとフケに悩まされるようになりました。妊娠前から使っていたどこのドラッグストアでも取り扱っているような市販メーカーのシャンプーを使っていたのですが、特に問題を感じたことはありませんでした。

しかし、産後2週間くらい経った頃からシャンプーをしても、頭皮がスッキリせずベタベタしたり、そうかと思えば乾燥したかのようにかゆみやフケが出たり、明らかに私の頭皮に変化があるのはわかったのですが、頭全体に薬や保湿クリームを塗るわけにもいかず、ひたすらシャンプーでしっかり洗うことを心がけていました。

しかし、「洗う作戦」は見事に失敗。日に日にかゆみとフケはひどくなり、抜け毛も気になるようになりました。抜け毛は1人目、2人目の時にもありましたが、今回は歳のせいか抜け毛の量も多く、かゆみやフケなどの症状も出ていたので、「このまま髪の毛がなくなるのではないか!?」という危機感がありました。赤ちゃんが髪の毛をぎゅっと掴んで引っ張るだけで、「やめて〜」と叫び出しそうな心境でした。

産後にシャンプーが合わなくなる人って多いの?

産後にシャンプーが合わなくなるママさんは、実は少なくありません。育児雑誌にも髪の悩みについて特集は多くされていますし、知恵袋を見ても多くのママさんが産後の髪の悩みや頭皮の悩みを抱えています。

でも、その中でシャンプーが原因ではないか?と考える人は少ないのかもしれません。もともと肌が弱い人や、頭皮に湿疹などの明らかな症状が出ればシャンプーを疑いますが、そうでなければホルモンバランスの変化だけが原因だと思ってしまうことが多いようです。

そうは言っても、友人と集まって世間話をしている時、私が「産後にシャンプーが合わなくなってさぁ…」と話すと、「私もシャンプーが合わなくて変えたよ!」「上の子の幼稚園のママ友が同じようなこと言ってた」など、産後にシャンプーが合わない人って結構いるようです。髪の毛の話ってデリケートな部分なので、みんな言わないだけで心の中では悩んでたりするのかもしれません。

冒頭でもお話したようにホルモンバランスの変化は大きな要因の1つではありますが、低刺激で地肌のスキンケアもできるようなシャンプーに変えてみることで気になる症状が落ち着くこともあるので、シャンプーにも気を使ってみるのもいいですね。

さくらのまとめ

産後は髪のトラブルが多い時期です。シャンプーって、洗って流すものなのでトリートメントに比べると成分にまであまりこだわりを持たない部分かもしれません。

でも、この「洗う」の部分は実は肝。私も調べるまではシャンプーは化粧品ほどのこだわりを持っていなかったのですが、半信半疑でシャンプーを変えてみたところ、明らかに違いを感じました。

産後にデリケートなのは、肌も頭皮も髪の毛も同じです。産後は女性が一番気をつけないといけない時期です。ここをおざなりにすると、後々後悔することになりかねないので、しっかりと髪の毛のケアもしていきたいですね。

>>【安心成分】妊娠中・産後のスキンケアランキング