オールインワンゲルは肌に良くない?と言う話を聞いたことがあるかと思います。手早くスキンケアができると人気も急上昇で、怒涛の勢いで種類が増えているオールインワンゲル。でも、化粧水、乳液、クリーム、美容液、パックなどの効果を1つにまとめるなんて不可能だし、肌に良くないという声もあるのも事実です。
オールインワンゲルが肌によくないと言われる理由は主に3つ。オールインワンゲルは本当に肌に良くないのか?を1つ1つ検証します。
目次
オールインワンゲル(ジェル)は肌に良くない?悪影響3つの要素
オールインワンゲルが肌に悪影響とされる、3つの要素の真実をお伝えします。
肌に良くない成分が含まれている?
まず、一番多く聞かれるこの意見です。オールインワンゲルには本当に肌に良くない成分が含まれているのでしょうか?
オールインワンゲルが肌に悪影響とされる成分としては、
界面活性剤
ポリマー
防腐剤
などが挙げられています。
確かにこれらの成分は肌に負担のある成分です。これら成分はオールインワンゲルに限って使用されているものではありません。あなたが普段使っている化粧品にも使われているかもしれない成分なのです。肌に良いと言われるライン化粧品であっても、多くの乳液やクリームに使用されている成分ですので、ぜひお手持ちの化粧品もチェックしてみてください。
確かに一昔前のオールインワンゲルは、肌に負担のかかる成分も使用されていました。しかし、今は研究・改良が繰り返され、「肌に優しく効果も追求!」というオールインワンゲルが多くなってきています。さらに防腐剤については、効果が高いとされる有名ブランドのライン化粧品の方がたくさん入っているのが現実です。多くの化粧品には「メチルパラベン」という成分が含まれています。メチルパラベンはパラベンより毒性は弱いですが、肌に負担のある成分であることには変わりありませんので敏感肌などのデリケートなお肌の方は注意が必要です。
成分だけを見ると、実はオールインワン化粧品の方がずっと良い成分を使っていることも多いのです。オールインワンゲルのみに肌に良くない成分が含まれているわけではありません。
肌に浸透しない??
オールインワンゲルはライン化粧水のように役割分担をしないため、肌に浸透しないという説もあります。ライン化粧品のように、化粧水で整肌⇒乳液で保湿⇒クリームで保護する場合に比べて、オールイワンゲルは整肌の部分が弱いのは確かです。多くのオールインワン化粧品は、化粧水のように一瞬で肌に吸い込まれる感じはありません。
ただ、ゲル状のオールインワンゲルは、長時間に渡って肌を水分と美容成分で覆うことができるので、じわじわと浸透しながら肌を潤していく効果があります。それにより、べたつかないのに長時間の保湿作用が期待できるのはオールインワン化粧品ならではないでしょうか。
オールインワンゲルも上手に選べば、乳液・クリーム・美容液を3つ付けるよりも保湿効果が高い場合もあります。
成分の説明がオーバー??
香料、着色料、石油系界面活性剤、鉱物油、パラベン不使用で、肌への優しさを大きくアピールしているオールインワンゲルは多いです。しかし、この表記がオーバーだという説もあります。「界面活性剤不使用って言ってたのに、界面活性剤入っているじゃない!」という声も聞かれます。
この噂は本当なのでしょうか?
界面活性剤不使用はウソ?
確かに多くのオールインワン化粧品では、界面活性剤が使用されています。しかし、界面活性剤の全てが肌に悪いわけではなく、植物から作った肌に良い効果を与える界面活性剤もあります。そして多くのオールイワンゲルが不使用と言っているのは肌に負担のかかる「石油系」の界面活性剤である場合がほとんどです。
紛らわしい表記をしているのは消費者からすると困りますよね。でも、「石油系界面活性剤不使用」と書かれているオールインワンゲルは、成分を見ても石油系のものは使われていませんので、この点は安心して良さそうです。
パラベン不使用なら防腐剤も不使用?
パラベン不使用と聞くと防腐剤が不使用と勘違いされる方もいますが、防腐剤はパラベンだけではありません。実際、パラベンは不使用と書かれているオールインワンゲルでも、フェノキシエタノールという種類の防腐剤は使用されていることが多いです。
フェノキシエタノールは、ドラッグストアで購入できる敏感肌用化粧品にも含まれている成分なのですが、全く肌に負担がないわけではありません。オールインワン化粧品の中には、本当に成分にこだわりフェノキシエタノールも使用していないものもありますので、お肌に不安がある方はオールインワンゲルに限らずフェノキシエタノールも不使用の化粧品を選ぶと安心です。
オールインワンゲルが成分の説明がオーバーというよりも、(どの化粧品にも共通しますが)不使用成分がどんな成分なのか、そして使用している成分はどんなものなのか詳しく知る機会がないと言うのが難点のように思います。化粧品を選ぶ時には、成分までしっかり確認した上で化粧品を選ぶことが大切です。
オールインワンゲル(ジェル)の選び方のポイントは成分!?
いざオールイワンゲル(ジェル)を使ってみようと思っても、その数は膨大なのでどのオールインワンゲル(ジェル)を使っていいのかわかりません。そこでオールインワンゲル(ジェル)の選び方をご紹介します。
オールインワンゲル(ジェル)は化粧水・乳液・クリーム・美容液からパック効果・化粧下地まで本当に多機能な化粧品ですが、化粧品によって主な目的や得意分野が違っています。オールインワンゲル(ジェル)の選び方のポイントはズバリ成分です。当たり前のようですが、外すと肌荒れのリスクなどもありますのでしっかり抑えておきたいポイントです。
保湿効果重視(乾燥肌を対策したい)
保湿効果重視でオールインワンゲル(ジェル)を選ぶならば、絶対に外せないのがセラミドです。セラミドはもともと肌の中にあるものですが、年齢と共に減少してしまいます。敏感肌やアレルギー肌の方は、肌の中のセラミド量が少ないという研究結果も出ていますので、積極的に補ってあげたい成分です。
実はセラミドは大きく分けて12種類、細分化すると300種類以上の種類があります。その中でも積極的に補給したいのがセラミドNP(セラミド3)とセラミドAP(セラミド6Ⅱ)です。この2つのセラミドには水分保持、シワを減少・抑制する働きがあります。また、セラミドAPには年齢と共に乱れがちな肌のターンオーバーを整える効果もあります。
セラミドAPとセラミドNPは年齢とともに減少するセラミドですので、外から補ってあげる必要のあるセラミドです。乾燥肌が気になる方はセラミドAPとセラミドNPが配合されているオールインワンゲル(ジェル)を選ぶようにしましょう。
シミケア・美白重視
シミのケアや美白を重視したい時には、浸透型ビタミンC配合のオールインワンゲル(ジェル)がおすすめです。ビタミンCにはチロシナーゼという、アミノ酸をメラニン色素に変えてしまう物質の働きを抑える効果があるので、シミの発生を抑制することができます。できてしまったシミには効果がないの?と思われた方もご安心を。ビタミンCは黒色メラニンを白色メラニンに変える働きもあるので、既にできてしまったシミも薄くしてくれます。
シミや美白ケアには、血行を良くして肌のターンオーバーを整えるビタミンEも効果的です。ターンオーバーを整えることでシミはできにくくなります。
美白成分ではハイドロキノンが有名です。ハイドロキノンの美白効果は強力ではありますが、肌への負担やリスクもあるため、個人的には否定はしませんがお勧めもできません。
ニキビケア重視
いまあるニキビには、角質を軟化させてニキビを治りやすくするサリチル酸が有効です。ピーリング効果があるのでニキビケア以外にも化粧品で広く使われています。ニキビケアで有名なプロアクティブにもサリチル酸が配合されています。
ニキビ跡に肌のターンオーバーを整える働きのあるトラネキサム酸やビタミンE(トコフェロール)、パントテン酸(ビタミンB)が有効です。
エイジングケア重視(たるみやシワをケアしたい)
エイジングケアには、コラーゲン・ヒアルロン酸・プロテオグリカンが欠かせません。この3つの成分はセットで補うことによりお互いの働きを促進する効果が得られます。
また、最近では幹細胞培養液のエイジングケア効果が話題になっています。植物やヒトの幹細胞を培養するときに使用する培養液には、何の細胞にもなれる細胞の赤ちゃんである幹細胞と同じような効果があることが研究でわかりました。幹細胞培養液の配合された化粧品を使うことによって、肌を細胞レベルでケアできるわけです。
これらの効果のある成分の配合の有無に加えて、パラベンはもちろんフェノキシエタノールなど肌に負担のないオールインワンゲル(ジェル)選びをするようにするとなおGOODです。
スキンケアは5秒!?【時短】も【エステ級ケア】も自由自在オールインワンゲルをみつけました
オールインワンゲルの悪評を吹き飛ばすような、オールインワンゲルをみつけました。
大手化粧品口コミサイトの『@cosme』でも7点満点中5.3点と高評価のオールインワンゲルが、『メディプラスゲル』。オールインワンゲル嫌いの人が、次々に虜になっていく実力派ゲルです。
突然ですが、あなたはフェイシャルエステに行ったことありますか?
ファイシャルエステ後の肌は手が吸い付いて、鏡を見ただけでわかるくらい肌がキュッと引き締まり、透明感もアップする感じがします。メディプラスゲルは、サッと肌に付けるだけで手のひらが吸い付くような保湿感を感じられます。
フェイシャルエステは60分ほどのコースでも12,000円くらいしますので、私の場合自分へのご褒美など特別な時にしか行けません。でも、『メディプラスゲル』ならば1ヶ月あたり2,000円以下でエステに通っていた時と同じ水分量の肌を保つことができています。
エステで使われている化粧品が基準になっているので、肌への負担もトコトン軽減されています。敏感肌用化粧品でも使われる防腐剤のフェノキシエタノールも使用されていません。
成分もセラミドNP・AP・NGや、自身も高い保水機能を持ちながら肌のコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すと話題のプロテオグリカンも配合されています。
もともとは敏感肌の方向けに開発したオールインワンなだけあって、肌に負担をかけずにギュギュ〜っと美容に必要なものを1つに詰め込んだようなジェルです。
顔全体に広げた後に、さらにジェルを重ねればパック効果もありますし、少量を目元に塗り込めばアイクリーム効果も。1つで何役もこなしてくれるので、洗面所に1つ置いておけばお風呂上がりにパパッとエステ帰りの肌に変身できます。
どのオールインワンゲル(ジェル)がいいのか迷っている方やオールインワンゲル(ジェル)に不信感がある方にこそ、ぜひ試してもらいたい化粧品です。
いいところも悪いところも包み隠さず暴露していますので、参考にしてもらえたら嬉しいです。
まとめ
「高級ブランド化粧品は効果が高い!オールインワンゲルは肌に悪い!」と思われている方は多いです。私も以前はそう思っていました。
高級ブランド化粧品が与えるメンタル面への効果は大きいので、否定するつもりは全くありません。しかし、実際に成分を見るとオールインワンゲルの方が、ずっと肌への優しさを考えた成分だったりもします。
ライン化粧品にも優れた化粧品がたくさんありますが、「オールインワンゲルは肌に良くない」という悲しい偏見ではなく、成分をしっかりと見て自分の生活スタイルに合った基礎化粧品を選ぶことで、肌の健康と美しさが手に入るのではないかと思っています。オールインワンゲルにも沢山の種類がありますので、あなたにぴったりのオールインワンゲル(ジェル)を見つけてみて下さい。