ワセリンとファムズベビー

おむつかぶれや肌荒れなど、赤ちゃんの肌トラブルで小児科を受診する多くの場合ワセリンを処方されるため、赤ちゃんの保湿=ワセリンのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

私も「赤ちゃんの保湿はワセリンが一番!」だと思っていたワセリン信者の一人でした。でも、最近赤ちゃんのおむつかぶれや肌荒れ、アトピーなどが改善されたと話題になっているファムズベビーが雑誌で見てから気になるようになり、実際に試してみました。

ファムズベビーとワセリンは、どちらが赤ちゃんの肌トラブルに効果的なのか、使ってみた本音を交えてご紹介します。

目次

ワセリンとファムズベビー、2つの特徴をご紹介

ワセリンは肌にフタをして皮膚が乾燥するのを防いでくれるタイプの保湿剤です。肌に負担がなく安心して使えるのが1番のメリットですね。

ただ、ワセリンは使用感がベタつくので使用感が良くなかったり、季節によっては使いにくかったするのがデメリットです。ワセリンはベタつくわりに意外と落ちやすいため、1日に数回塗り直す必要もあります
ファムズベビーも肌をバリアして、皮膚の乾燥を防ぐタイプの保湿剤という点ではワセリンと共通しています。

ファムズベビーのメリットはバリア効果が8時間持つという点と、泡で出てくるタイプの保湿剤なので伸びがよく、塗った後はベタつきが全くないのでサラサラしているという点です。

デメリットは、市販品なので防腐剤が少量ながら含まれているという点です。もちろん赤ちゃんに特化した商品なので安全性にも気を使われていますが、気になる方もいるのではないでしょうか?ファムズベビーで使われている防腐剤は、多くの赤ちゃん用保湿剤にも使用されている防腐剤なのですが、ワセリンと比べると防腐剤のリスクは気になるかもしれません。

ワセリンとファムズベビー、実際に使いやすかったのは…?

ワセリンとファムズベビーの2つの特徴を踏まえた上で、私(さくら)が実際に子供たちと使ってみて良かったと思ったのはファムズベビーでした。

やはりワセリンのベタベタした使用感を子供が嫌がった事と、ベタベタしている割に効果が見られなかったので、ファムズベビーを使うという選択を取りました。

実はワセリンは石油由来の保湿剤です。100%天然の石油が原料なので成分的には100%天然成分という扱いになってしまうのでが、はっきり言えばワセリンは敏感肌の間では懸念される鉱物油でできています。それも100%鉱物油です。

大人用の化粧品でさえも、鉱物油不使用がスタンダードになっている時代に、赤ちゃんの肌に鉱物油を毎日たっぷり使うのは正直心配もあります。私はそういう安心の面でもワセリンよりファムズベビーを選びました。

特におむつかぶれやアトピー肌には、ファムズベビーのサラサラしている使用感と、バリア効果の長さは助かっています

ファムズベビーは、授乳や食べこぼしで子供の口の周りが荒れるのを予防したりにも使えて用途が広いので、個人的には赤ちゃんの肌荒れにはファムズベビーを使っています。

ファムズベビーはワセリンと併用しても大丈夫?

私はファムズベビー単体で使う機会が多かったですが、中にはワセリンを病院で処方されてファムズベビーとワセリンを併用したいという方もいますよね。

ファムズベビーとワセリンは併用しても問題ありません。ただ、上記でも述べたようにファムズベビーもワセリンも肌の表面を覆ってバリアするタイプの保湿剤なので、二重使いすることに大きな意味はないかもしれません。

私がファムズベビーに出会う前に、皮膚科に子供を連れて行った時に医師に言われたのは、「子供の肌を守るためには必ずしも処方薬を使う必要はなくて、市販の保湿剤で肌をコントロールできるならそっちの方がいいんだよ」という言葉でした。

肌のバリア機能を守るという観点から考えれば、ワセリンとファムズベビーを重ねて塗るのであれば、外的刺激から守る役割はどちらかに絞って、肌の内側を潤わせて肌のバリア機能をアップさせる方法をとった方が、肌はキレイになると思います。何よりも2つも付けたら面倒ですよね。

私も子供たちの肌に、ファムズベビーと併用して肌の奥から潤う保湿剤を使っていました。

↓こちらで子供が新生児の頃から使っている【高保湿ゲル】をご紹介しています。
ママ雑誌で人気のメディプラスゲルを新生児から使ったら赤ちゃんの肌がプルプルになった話

もちろんワセリン独特のベタつき具合が潤っている感じがして好き!という方もいますし、子供でもベタつきを気にせずに過ごせる子もいます。そうであれば、無理してファムズベビーを使う必要はなく、ワセリンで肌をバリアしてあげれば十分だと思います。ワセリンの方がずっと安くてお財布にやさしいです。

あくまでファムズベビーは「塗り直し回数は少ない方がいい」「乾燥は嫌だけどベタつくのも避けたい」という方向けのバリア保湿フォームです。

まとめ

ファムズベビーもワセリンも肌をバリアして乾燥を防ぐタイプの保湿剤ですが、使用範囲の広さと不快感のない使用感という面で、ファムズベビーが気に入っています。もちろん個人の好みもあると思いますが、うちの子供たちはベタベタした使用感の塗り薬を使うと機嫌が悪くなるので、ファムズベビーは助かります。

ファムズベビーの泡を塗る時が気持ちがいいようで、塗ると機嫌がよくなるのは嬉しい効果の一つですね。何度も塗り直す必要もないので、外出時にも便利です。

以上のような理由から、個人的にはワセリンよりファムズベビーの方が使いやすくて使いやすいと判断しました。
ワセリンかファムズベビーかは、あなたと赤ちゃんの使用感の好みと、生活スタイルで選ぶのがベストです。

赤ちゃん・子供と一緒に使える化粧品ランキング
  1. メディプラスゲル

    メディプラスゲル

    価格:
    2,996円(税込)
    容量:
    180g
    価格5.0
    使用感4
    効果4.5

    そこらのベビー用ローションよりも成分にこだわっている高保湿ゲルです。多くのベビークリームで使われているフェノキシエタノールも不使用。24時間潤う肌のために作られたゲルなので、乾燥しがちな赤ちゃんの肌もしっかり潤いが続きます。顔だけなら2ヶ月使えるので、1ヶ月あたり1,500円以下です。

    ゲルなのでお風呂上がりの赤ちゃんのは肌にも塗りやすく、30秒で顔からつま先まで全身の保湿が完了します。ポンプ式で使いやすく、洗面所においておけばママのスキンケアもパパッと完了です。

    管理人のレビュー

    成分にこだわった保湿クリームは値段も高い傾向にありますが、メディプラスゲルはこだわり成分なのに価格も安いので、全身惜しみなく使えるのもありがたいです。カサカサがひどい部分には、重ね付けすれば保湿効果アップ。肌の状態に合わせて使い方を変えられるので経済的です。

    わが家では新生児の頃からメディプラスゲルで赤ちゃんのスキンケアをしていますが、すべすべの赤ちゃん肌を維持しています。

  2. アトピスマイル

    アトピスマイル

    価格:
    2,500円(税抜)
    容量:
    25g
    価格3.5
    使用感4.0
    効果5.0

    厚生労働省から日本で唯一【皮膚水分保持能の改善】が認められ、認可されている「ライスパワーNo.11」配合した薬用クリームです。国産のお米が原料なので、薬とは違い安心して使えます。

    アトピーやアレルギーなど、肌が特にデリケートな方向けに開発せれたクリームなので、赤ちゃんの肌にも安心して使えます。

    管理人のレビュー

    本格的に肌の力を高めて行きたい方向けのクリームです。ママは化粧水を付けた後に乳液代わりに使うのがオススメです。赤ちゃんはお風呂上がりや顔を拭いた後に付けてあげれば、自然と肌がキレイになっていきます。

    赤ちゃんの全身に使うと、1本で2週間くらい使えます。顔のみなら1ヶ月くらい持つので、できれば特に気になる部分はアトピスマイル、他の部分はもう少し安価な保湿クリームなどでたっぷりケアするのがいいかもしれません。

  3. アロベビー

    アロベビー ミルキーローション

    価格:
    定期購入980円(税抜)送料無料
              通常購入2,300円(税抜)
    容量:
    150ml
    価格4.0
    使用感4.0
    効果3.5

    99%天然成分でできていて、フランスのオーガニック認証機関「エコサート認証」の本格派オーガニックミルクです。多くの雑誌でも特集されていて、楽天やamazonでもランキング1位に輝いているベビースキンケアの王道とも言える保湿剤です。

    管理人のレビュー

    残念ながらうちの子には合わなかったのですが、周囲のママ友には圧倒的な指示を得ている人気のオーガニックベビーミルクです。アロベビーのミルキーローションで赤ちゃんの肌トラブルが解決したと体験談多数。特にアレルギー体質でないお子さんには良い効果を聞くことの方がいいので、合わなかったうちの子が少数派なんだと思います。(私は心地よく使わせてもらっています。)

    ラベンダーの自然な香りが心地いいので、夜泣きのひどい赤ちゃんの情緒を安定させる効果も期待できます。毎日の育児に頑張るママのリラックスタイムにもオススメです。