トラブルリペアリキッドの成分

ドラッグストアで手軽に変える敏感肌用化粧品「アルージェ」からでているトラブルリペア リキッド。敏感肌の炎症を抑える働きで、敏感肌さんに起こりやすい、花粉の季節の肌のかゆみや赤みも押させてくれたりもする化粧品です。

抗炎症効果成分が6つも入っており頼もしい化粧品ですが、どのような成分でできているのでしょうか?

トラブルリペア リキッドの成分を詳しく解説します。

アルージェ トラブルリペア リキッドの成分は?

トラブルリペア リキッド全成分はこちらです。

1グリチルリチン酸2K2-1ε-アミノカプロン酸3-14-1濃グリセリン5-1BG6ペンチレングリコール7オウゴンエキス8カワラヨモギエキス9クリサンテルムインディクム抽出液10ゼニアオイエキス11ビオセラミド12カルボキシビニルポリマー13グリコシルトレハロース14水添デンプン分解物混合溶液15米ヌカエキス16ジ(カプリル・カプリン酸)ネオペンチルグリコール17植物性スクワラン18フェノキシエタノール19pH調整剤

*アルージェホームページより

 

point-fukurouトラブルリペア リキッドは、19種類の成分からできています。一つ一つがどのような成分なのか解説していきます。

 

 

1グリチルリチン酸2K


炎症を抑えたり、抗アレルギー作用があります。敏感肌やアトピー肌、ニキビ肌用の化粧品に多く使用されています。効果の強い抗炎症作用からステロイド作用があると噂されていますが、ステロイドと同様の副作用が出るとされる量の配合は、化粧品には認められていないため、危険はありません。

安全性は〇。

 

2-1ε-アミノカプロン酸


炎症を抑える作用、抗アレルギー作用があります。病院でも処方されることのある成分です。

安全性は◎。

 

3-1


化粧水に使用される水は水道水ではなく精製水です。精製水とは、水の中の不純物を取り除いた綺麗な水です。

安全性は◎。

 

4-1濃グリセリン


保湿効果が高い天然成分です。通常のグリセリンの濃度が84%~87%であるのに対して、濃グリセリンは濃度98%以上の非常に濃いグリセリンです。抗アレルギー作用もあるので敏感肌やアトピー肌の方の保湿によく使われています。

安全性は◎

 

5-1BG


BGは肌に刺激がなく、殺菌と保湿の効果を得られる物質です。

安全性は◎。

 

6ペンチレングリコール


高価アルコールの一種です。さっぱりした使用感のある保湿剤です。抗菌作用もあります。低刺激なので、肌にも安心です。

安全性は◎。

 

7オウゴンエキス


黄金花という植物から抽出されるエキスです。アンチエイジングの効果が高い植物で、肌の炎症を抑える効果や、肌の引き締め効果があります。漢方でも利用されている安心成分です。

安全性は◎。

 

8カワラヨモギエキス


ヨモギから抽出したエキスです。炎症を抑える効果、抗アレルギー作用、肌を修復する効果があります。敏感肌やアトピーの治療に用いられる漢方としても使用されています。

安全性は◎。

 

9クリサンテルムインディクム抽出液


クリサンテルムインディクム抽出液は、南アフリカ原産のクリサンテルムインディクムという植物から抽出されたエキスです。保湿効果や抗炎症作用があります。

安全性は◎。

 

10ゼニアオイエキス


ゼニアオイの花や葉から抽出されるエキスです。非常に高い保湿力があり、炎症を抑える効果があります。また、肌細胞を活性化する効果もあるされており、アトピー肌の改善も期待されるエキスです。

安全性は◎。

 

11ビオセラミド


天然セラミドのことで、セレブロシドとも呼ばれています。馬などの動物の脳や脊髄などから抽出したセラミドです。動物由来なので、人間の皮膚のセラミドとよく似ていて、保湿力が優れているのが特徴です。特に、敏感肌やアトピー肌の方の保湿に効果があるとされています。

安全性は◎。

 

12カルボキシビニルポリマー


別名カルバマーと呼ばれ、一般に合成ポリマーと言われるものの一種です。一般に合成ポリマーは肌に悪いと言われることがあります。これは、合成高分子(合成ポリマー)のは、製造過程でポリマーのもととなるモノマーと呼ばれる分子が残ることがあるからです。モノマーは肌に刺激を与えてしまう事もあります。

しかし、カルボマーは水溶性高分子ですのでお肌に吸収されることはないので、肌への大きな負担にはなりません。また、よく言われる肌が密封されることもありません。

安全性は△。

 

13グリコシルトレハロース


グリコシルトレハロースは、安全性も高く、保水力に優れており、肌をバリアしてくれる働きもあります。

安全性は◎。

 

14水添デンプン分解物混合溶液


水添デンプン分解物混合溶液は、肌の細胞を活性化する効果、保水効果、肌のバリア効果などがあり、保湿に優れた天然成分です。

安全性は◎。

 

15米ヌカエキス


玄米を精米するときに出る、胚芽や種皮の部分を抽出したエキスです。「オリザブラン」という成分が含まれており、かゆみを抑える効果、保湿効果、炎症を抑える効果などがあります。

安全性は◎。

 

16ジ(カプリル・カプリン酸)ネオペンチルグリコール


カプリル酸とネオペンチルグリコールから作られた成分です。皮膚からの水分蒸散を防止して、肌の潤いを保持し,皮膚を柔軟にするエモリエント効果があります。また増粘剤としても使用されます。安全性にすぐれた油性成分です。

安全性は◎。

 

17植物性スクワラン


植物性スクワランは、オリーブオイル、トウモロコシオイル、大豆油、ベニバナオイル、米ぬか油などの植物オイルから抽出されたスクワランです。一般的に使用されているスクワランよりも低刺激なのが特徴です。

肌のターンオーバーを整え、保湿効果にも優れています。

安全性は◎。

 

18フェノキシエタノール


化粧品の参加を防ぐ防腐剤です。フェノキシエタノールの防腐剤は非常に優れているので、少量の防腐剤で目的を果たすことができ、防腐剤の使用量を抑えることのできる成分でもあります。使用量は厳しく制限されており、肌への発がん性の報告はされていませんが、アレルギーが起こる可能性があるとされています。

安全性は△。

 

19pH調整剤


pH調整剤は、化粧品を人の肌のPHに近づけて、刺激を弱めるために使用されます。トラブルリペア リキッドは、具体的に何の成分を使用しているのか記載されていませんでした。

一般的にpH調整剤として使用される成分は、アルカリ剤として水酸化Na、水酸化K、TEA。酸剤としては、クエン酸、クエン酸Na、グリコール酸、コハク酸、グリコール酸などがあります。

安全性は評価なし(成分が特定されないため)。

 


19種類の成分の肌への安全性を表にまとめてみました。

 

成分安全性
 1グリチルリチン酸2K
 2-1ε-アミノカプロン酸 ◎
 3-1
 4-1濃グリセリン
 5-1BG
 6ペンチレングリコール
 7オウゴンエキス
 8カワラヨモギエキス
 9クリサンテルムインディクム抽出液 ◎
 10ゼニアオイエキス
 11ビオセラミド
 12カルボキシビニルポリマー
 13グリコシルトレハロース
 14水添デンプン分解物混合溶液
 15米ヌカエキス
 16ジ(カプリル・カプリン酸)ネオペンチルグリコール
 17植物性スクワラン
 18フェノキシエタノール
 19pH調整剤

 


matome

「トラブルリペア リキッド」は、抗炎症成分が含まれており、敏感肌のかゆみや赤み対策には使っていけそうな化粧品だと思います。セラミドの中でも高価な天然セラミド(ビオセラミド)を使っている化粧品はまだ少ないので、保湿面でも期待できますね。

ただ、気になったのはフェノキシエタノールとPH調整剤です。

フェノキシエタノールは、パラベンなどとは異なりエタノール系の防腐剤なので、肌への刺激は少ないとされていますが、敏感肌の方の中には「フェノキシエタノール」が肌の刺激になっている方もいるのも事実です。フェノキシエタノールは敏感肌用の化粧品にも含まれていることの多い成分ですので、他のフェノキシエタノール配合の化粧品で肌へ刺激を感じなければ、「トラブルリペア リキッド」も使用して大丈夫だと思います。

PH調整剤について、具体的な成分の記載はありませんでしたが、PH調整剤の中には肌に刺激を与える成分もあります。使える化粧品が限られてしまう程の極度の敏感肌の方は、念のため控えておいた方が安心かもしれません

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