遺伝子レベルの化粧水は何がスゴイ?最新美容科学コスメの真実

海外では遺伝子レベルで自分の肌を知るというのが、メジャーになりつつあります。日本でもやっと、遺伝子検査から肌質を知り、今後のスキンケアに活かしていくというサービスが盛んになってきました。

遺伝子レベルの肌質検査や肥満体質をあらかじめ知っておくことで、対策の幅を広げようと言うのが遺伝子レベルの化粧品の役割です。ただ、遺伝子レベルで選ぶ化粧品はあまりメジャーではないため、本当はどうなの?と感じている方も多いです。

どうして遺伝子で肌質が分かるのか?遺伝子レベルの化粧品はどう言うものなのかご紹介します。

目次

遺伝子検査で肌質がわかるの?

クエスチョン

遺伝子検査をして遺伝子レベルで化粧品を選んでくれるサービスって簡単な検査で遺伝子レベルの肌質がわかるの?ホントに肌質に合った化粧水を選んでいるの?」と疑問を持ちませんか。遺伝子検査だけして、「1種類の化粧水を、どの肌質にも売ってるのでは?」なんて思ったりもしました。遺伝子検査で何の項目を調べているのかもオープンにされていません。そこが遺伝子レベルの化粧品に疑念を抱かせている要因だと思います。

様々な遺伝子肌質診断をみると、調べる遺伝子はその検査機関ごとに違いがあります。ただ、遺伝子検査で肌質を知るためのに調べている遺伝子は、ある程度限られています。

ヒトの遺伝情報は99.9%以上が同じです。残りのわずか0.1%以下の遺伝子配列の違いによって、髪の色や肌質などの個性が出来上がっています。遺伝子検査というと難しい検査を想像しますが、検査方法はとても簡単で頬の裏側を綿棒でこするだけ唾液を少量採取するだけです。

本来の肌の特徴を知ることによって、今はまだ見えていないリスクに備えるケアをすることも可能になります。

遺伝子検査で肌質を調べる時には、コラーゲンを分解してしまう遺伝子や、メラニンの生成に関わる遺伝子、肌バリアに関わる遺伝子、ストレスに関わる遺伝子などを調べ、総合的に肌質を評価しています。

肌質を評価するために調べている遺伝子には、次のようなものがあります。

手芸の花 MMP1遺伝子(シワ)


多くの遺伝子肌質検査で調べられている遺伝子です。

MMP1とは、コラーゲンを分解する酵素で、紫外線によって増加します。コラーゲンは、肌のハリを保つにはとても重要なので、MMP1が増えることでシワができやすくなります。「光老化」でシワができるのは、このMMP1が原因です。

遺伝子検査により、このMMP1が「できやすい」か「できにくい」かを調べることができ、シワができやすいかどうかを評価することが可能です。

 

手芸の花 SOD2遺伝子(たるみ・シワ)


SOD2は、活性酸素の一種である、スーパーオキシドを消してくれる酵素です。SOD2遺伝子は、SOD2を活性化する働きがありますので、遺伝子の型によってリスクがあるか判断できます。

スーパーオキシドが増えると、体内がサビついた状態になり、生活習慣病になりやすかったり、肌のたるみやシワなどが発生しやすい状態になります。

 

手芸の花 GPX1遺伝子(シミ)


GPX1は、過酸化水素(活性酸素の一種)を消してくれる酵素です。体内にGPX1が少ないと、過酸化水素がうまく除去できず、メラノサイトが刺激されシミができやすくなります。

GPX1遺伝子は、GPX1を活性化させる働きがありますので、遺伝子検査によりシミができやすいかどうかを評価することが可能です。

 

手芸の花 ASIP遺伝子(シミ)


ASIPは、メラノサイトでメラニン色素の合成に関わるタンパク質です。メラニン色素の合成量を調整する働きがあります。「メラニンは敵!」と思われがちですが、紫外線から肌を守るためには重要な役割をしています。

ただ、メラニンのバランスは大切です。ASIP遺伝子を調べることによって、メラニン生成のバランスを知ることができ、シミができやす肌かどうかを評価できます。

 

手芸の花 Filaggrin(フィラグリン)遺伝子、SPINK5遺伝子(敏感肌)


Filaggrin遺伝子とSPINK5遺伝子はフィラグリンの合成に関わる遺伝子です。フィラグリンは、分解されて皮膚のバリア機能として働きます。また、天然保湿因子としても働きます。

つまり、肌を外的刺激からバリアして守るために必要なものです。

この遺伝子を調べることによって肌が敏感肌傾向にあるかどうかが評価できます。実際に、アトピー性皮膚炎の約20~30%の方に、Filaggrin遺伝子の異常がみられるそうです。

ただ、肌質には生活環境なども影響しているため、遺伝子検査上の肌質だけで今見えている肌が作られていわけではありません。今のあなたが感じている肌質が、遺伝子検査での肌質チェックの結果と同じとは限らないので注意が必要です。

最新の美容科学コスメは幹細胞

幹細胞コスメってご存知ですか?いま美容業界で最も話題になっているのが幹細胞の化粧品です。幹細胞化粧品は美容先進国の欧米諸国では当たり前になってきており、美容業界の流れは遺伝子化粧品よりも幹細胞化粧品に傾いてきています。

幹細胞は体のどの部分の細胞にも成り得る、細胞の赤ちゃん、細胞の元のような存在です。再生医療分野で研究が進められていて、新聞やニュースで取り上げられる機会も増えています。

幹細胞自体がスゴイのはもちろんですが、画期的なのは幹細胞を培養するときに使った培養液にも幹細胞と同じように細胞を活性化させる働きがあることがわかったこと。

幹細胞培養液にはヒトのDNAは含まれないので、美湯成分として化粧品に配合することができます

幹細胞化粧品には植物の幹細胞培養液を使用した化粧品と、ヒトの幹細胞培養液を使用した化粧品があります。私たちはヒトですので、当然ヒト幹細胞培養液の方が効果も期待できますし、アレルギー反応も少ないです。

幹細胞化粧品が遺伝子レベルの化粧品より優れているのは、いまの肌、いまの細胞を再生することができること

ただ、ネックはその分値段が高いことでした。自分の幹細胞を採取して定期的に幹細胞培養液を注射するサービスは100万円以上するそうです。良さそうなサービスですがちょっと手が出ません。海外のヒト幹細胞化粧品も3万〜5万円くらいします。

でも、最近になって日本人のための幹細胞化粧品をモニター価格で提供する化粧品も出てきました。

まだまだ駆け出しの幹細胞化粧品ですが、肌を細胞レベルで再生させると言うのがこれからの美容のスタンダードになってくるのではないかと思っています

日本人のための幹細胞美容液をモニター価格で試してみましたので、体験談をのせておきます。最先端美容科学にご興味があれば、ぜひチェックしてみてください。