エテルノ成分

ポンプタイプのオールインワン化粧品で、使い勝手と肌への浸透の良さから、人気の出てきているエテルノ エクストラモイスチャーインワン

大容量でお得感があるとの広告ですが、成分からみてもお得なのでしょうか?エテルノ エクストラモイスチャーインワンの全成分を検証してみました。

 

目次

エテルノ エクストラモイスチャーインワンの全成分を検証

 

エテルノ エクストラモイスチャーインワンの全成分はこちらです。

水、BG、グリセリン、ペンチレングリコール、マカデミアナッツ油、オリーブ油、シクロペンタシロキサン、ミリスチン酸ポリグリセリル-10、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン、ベヘニルアルコール、フェノキシエタノール、カルボマー、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、ステアロイルグルタミン酸Na、水酸化Na、ヒドロキシエチルセルロース、トコフェロール、エチルヘキシルグリセリン、プラセンタエキス、ペンテト酸5Na、アセチルヒアルロン酸Na、加水分解ヒアルロン酸、シア脂、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、アフリカマンゴノキ核脂、水添ココグリセリル、リンゴ種子エキス、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、水溶性コラーゲン、サクシニルアテロコラーゲン

*エテルノホームページより

 

エテルノ エクストラモイスチャーインワンは32種類の成分からできています。成分の肌への安全性を表にまとめてみました。

 

                               成   分安全性
 水
 BG
 グリセリン
 ペンチレングリコール
 マカデミアナッツ油
 オリーブオイル
 シクロペンタシロキサン
 ミリスチン酸ポリグリセリル-10
 ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン
 ベヘニルアルコール
 フェノキシエタノール
  カルボマー
 (アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー
 ステアロイルグルタミン酸Na
  水酸化Na
 ヒドロキシエチルセルロース
   トコフェロール
 エチルヘキシルグリセリン
 プラセンタエキス
 ペンテト酸5Na
 アセチルヒアルロン酸Na
 加水分解ヒアルロン酸
 シア脂
   ヘキシルデカノール
 オクチルドデカノール
 アフリカマンゴノキ核脂
 水添ココグリセリル
 リンゴ種子エキス
 加水分解コラーゲン
 ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
 水溶性コラーゲン
 サクシニルアテロコラーゲン

 


全32種類の一つ一つがどのような成分なのか解説していきます。

 水
化粧水に使用される水は水道水ではなく精製水です。精製水とは、水の中の不純物を取り除いた綺麗な水です。

安全性は◎。


 BG

BGは肌に刺激がなく、殺菌と保湿の効果を得られる物質です。

安全性は◎。


 グリセリン
保湿効果が高い天然成分です。抗アレルギー作用もあるので敏感肌やアトピー肌の方の保湿によく使われています。

安全性は◎


 ペンチレングリコール

高価アルコールの一種です。さっぱりした使用感のある保湿剤です。抗菌作用もあります。低刺激なので、肌にも安心です。
安全性は◎。


 マカデミアナッツ油

皮脂に近い成分で保湿力に優れており、肌の保湿効果があります。マカデミアナッツには、パルミトレイン酸という成分が含まれています。パルミトレイン酸は年齢と共に減少し、補うことで若々しい肌を保てます。

安全性は◎。


 オリーブオイル

皮脂に近い成分で保湿力に優れており、肌の保湿効果があります。硬くなった肌を柔軟にする効果もあり、昔から美容に用いられてきたオイルです。

安全性は◎。


 シクロペンタシロキサン

合成樹脂シリコンの一種です。肌をコーティングして乾燥を防ぐ役割や、肌に滑らかさを出したりするのに使用されます。

シクロペンタシロキサンはシリコンの中では、皮膜を作る力が低いのですが、シリコンは大部分は洗い流されるけれど、少々は肌に残ることが知られていますので、避けたい成分の1つではあります。

肌が敏感な方は、赤みや肌荒れが起こることもあります。

安全性は△。


ミリスチン酸ポリグリセリル-10

天然の脂肪酸とグリセリンから作られる非イオン性界面活性剤の一種です。

化粧品をなじませるための乳化剤の働きをしています。界面活性剤の一種ではありますが、石油由来ではなく、非イオン性界面活性剤は肌への刺激は少ないと言われています。

ただ、他の成分を肌に浸透しやすくする性質もあるため、肌に気をつけたい成分が含まれていると、その成分も浸透しやすくしてしまうので注意が必要です。

安全性は〇。


ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン

合成樹脂シリコンの一種です。肌をコーティングして乾燥を防ぐ役割や、肌に滑らかさを出したりするのに使用されます。

安全性は△。


ベヘニルアルコール

ナタネ油から取れる高級アルコールと言われるものです。一般的にアルコールと言われるエチルアルコールとは違うものです。安全性が高く、肌荒れ防止のために化粧品に配合されることの多い成分です。

安全性は◎。

 


フェノキシエタノール

化粧品の参加を防ぐ防腐剤です。フェノキシエタノールの防腐剤は非常に優れているので、少量の防腐剤で目的を果たすことができ、防腐剤の使用量を抑えることのできる成分でもあります。使用量は厳しく制限されており、肌への発がん性の報告はされていませんが、アレルギーが起こる可能性があるとされています。

安全性は△。

 


カルボマー

一般に合成ポリマーと言われるものの一種です。一般に合成ポリマーは肌に悪いと言われることがあります。これは、合成高分子(合成ポリマー)のは、製造過程でポリマーのもととなるモノマーと呼ばれる分子が残ることがあるからです。モノマーは肌に刺激を与えてしまう事もあります。
しかし、カルボマーは水溶性高分子ですのでお肌に吸収されることはないので、肌への大きな負担にはなりません。また、よく言われる肌が密封されることもありません。

安全性は△。

 


(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー

一般に合成ポリマーと言われるものの一種です。乳化剤や増粘剤として利用されます。

安全性は△。

 


ステアロイルグルタミン酸Na

肌と同じ弱酸性で刺激が少なく、乳化作用や保湿効果があります。

安全性は◎。


 水酸化Na

代表的なアルカリ剤です。肌を柔らかくする効果やカルボマーと合わせて乳化剤として使用されます。アルカリ性が強いため、中和させてから配合されています。

安全性は◎。


 ヒドロキシエチルセルロース

植物から抽出した天然植物繊維で、肌の保湿効果があります。肌へ刺激が少なく安全性は確認されています。

安全性は◎。


 トコフェロール

ビタミンEのことです。刺激に強いお肌を作るためには必須のビタミンE。血行を良くする働きもあり、肌が元気になるのを助けます。

安全性 ◎

 


 エチルヘキシルグリセリン

多価アルコールの一種です。抗菌作用と肌の保湿効果があります。安全性は確認されている成分ですが、肌が敏感な方やアレルギーのある方に、稀にかぶれなどの症状がでることもあります。

安全性〇。

 


プラセンタエキス

肌のアンチエイジング効果で話題のプラセンタエキス。肌にハリを与え、肌本来の力を取り戻す効果、肌のターンオーバーを整える効果があります。肌の働きを正常にし、細胞を元気にする為ターンオーバーが整い、シミにも高い効果があります。

安全性は◎。


ペンテト酸5Na

金属イオン封鎖剤の一種です。化粧品の中に金属イオンが入ると、界面活性剤と反応して沈殿や変色が起こります。金属イオンの活動を抑えるために配合されています。

安全性は〇。


アセチルヒアルロン酸Na

ヒアルロン酸の約2倍の保湿力を持つと話題のヒアルロン酸です。スーパーヒアルロン酸とも呼ばれています。保湿力に加えて、長時間肌を保湿する効果に優れています。

安全性は◎。


加水分解ヒアルロン酸

「ヒアルロン酸」という名前は保湿系化粧水にはお馴染みで、今や必須の成分ですね。加水分解ヒアルロン酸はヒアルロン酸よりも肌によく浸透し、水分保持の力も大きいです。ヒアルロン酸よりは、さらっとしているのが特長で、分子が小さいので肌の奥まで浸透します。

安全性は◎。

 


シア脂

シアバターのことです。シアの木の種子からとれる植物性油脂で、高い保湿効果があります。皮脂と似た成分で肌になじみやすく、抗酸化作用もあります。

安全性は◎。

 


ヘキシルデカノール

高級アルコールの一種です。化粧品の使用感をよくする目的で配合され、保湿効果も期待できます。合成アルコールのため、多少肌に刺激がある成分なので、敏感肌の方には注意が必要です。

安全性は△。

 


オクチルドデカノール

高級アルコールの一種です。化粧品の使用感をよくする目的で配合され、保湿効果も期待できます。合成アルコールのため、多少肌に刺激がある成分なので、敏感肌の方には注意が必要です。

安全性は△。


アフリカマンゴノキ核脂

マンゴーバターのことです。アフリカマンゴノキというマンゴーの仲間の種子からとれる植物性油脂で、高い保湿効果があります。皮脂と似た成分で肌になじみやすい性質をもちます。

安全性は◎。


水添ココグリセリル

水添ヤシ油からできている乳化剤です。合成界面活性剤の一種です。肌に少々刺激があるので敏感肌の方は避けたほうが安心です。

安全性は△。


リンゴ種子エキス

肌の潤いを保ち、肌の老化を防ぐ効果、新陳代謝を高める効果があります。また、炎症を抑える作用もあると言われています。

安全性は◎。


加水分解コラーゲン

豚の骨やヒラメの皮などを加水分解して作ったコラーゲンです。肌の保湿効果や肌を柔らかくする効果があります。コラーゲンの分子が小さく、浸透されやすいのが特徴です。加湿分解コラーゲンは、アンチエイジングには必須の成分になっていますが、アレルギーのある方には注意が必要な成分です。分子が小さく吸収されやすい分、アレルギーがある方はコラーゲンにも注意が必要です。
安全性は〇。


ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム

ヒアルロン酸をプラスに荷電し、お肌に吸着しやすい状態にしたヒアルロン酸です。保湿力が高く、水で落ちにくい性質を持っています。

安全性は◎。


水溶性コラーゲン

動物の真皮が原料となっており、酵素で溶かして液体にしたものです。粘性が高いのが特徴で、肌の水分を保持する効果があります。
安全性は◎。


サクシニルアテロコラーゲン

コラーゲンの一種で、コラーゲン同士が固まりにくくした状態のものです。安全性と保湿効果が高く、最高級のコラーゲンと言われています。

安全性は◎。

まとめ

不使用とされる、旧表示指定成分・パラベン・鉱物油・石油系界面活性剤・タール系色素・エタノール・合成香料は入っていませんでした

シア脂やアフリカマンゴノキ核脂、リンゴ種子エキスなど、人間の皮脂と性質が似ている自然の保湿成分を使用している点は、とても好感が持てますね。

コラーゲンの中で、最も安全性と肌のハリや潤い効果が最も高いとされる「サクシニルアテロコラーゲン」を使用しているもの凄いです。なかなかこのお値段の化粧品では、サクシニルアテロコラーゲンを使用している化粧品にお目にかかる事がありません。きっと、ここがエクストラモイスチャーインワンの一番のアピールポイントかもしれませんね。

気になったところは、乳化剤の使用が少々多いことです。乳液の様な軽い使用感を出すためには必要だったのかもしれませんが、もう少し減らして欲しかったというのが本音です。

また、シリコンや、防腐剤のフェノキシエタノールを使用している点も気になりました。最低限の防腐剤は化粧品の安全のために必要なのは理解していますが、敏感肌の方には注意が必要だと思います。また、赤ちゃんや幼児への使用も控えたほうが安心だと思います。

マカデミアナッツオイルオリーブオイルなど、最近美肌で注目の成分も多く配合されているのは嬉しいですね。