セラミドの力で保湿力が高いと口コミサイトでも話題のバランシングゲル。
石油系界面活性剤、アルコール、合成香料、合成着色料、シリコン、鉱物油が不使用のこだわり処方のようですが、実際の安全性はどうなのでしょうか?本当に肌に良くない成分は含まれていなのでしょうか?
敏感肌の方、妊娠中・産後の方にも安心して使えるのか、バランシングゲルの全成分を一つ一つ検証して安全性を確かめてみました。
目次
バランシングゲル全成分の安全性を検証
バランシングゲルの全成分はこちらです。
水、グリセリン、BG、スクワラン、ベタイン、水溶性プロテオグリカン、セラミド1、セラミド3、セラミド6II、水溶性コラーゲン、ダイズ種子エキス、ビワ葉エキス、ウンシュウミカン果皮エキス、シャクヤク根エキス、セイヨウオオバコ種子エキス、ヒアルロン酸Na、ユズ果実エキス、レモン果実エキス、アロエベラ葉エキス、ナタネ油、グリチルリチン酸2K、トレハロース、1,2-ヘキサシジオール、カルボマー、水酸化K、水添レシチン、キサンタンガム、コレステロール、パルミチン酸、トコフェロール、ラウロイルラクチレートNa、フィトスフィンゴシン、(C12-16)アルコール、フェノキシエタノール
*バランシングゲル ホームページより
バランシングゲルは34種類の成分からできています。成分の肌への安全性を表にまとめてみました。
成 分 | 安全性 |
水 | ◎ |
グリセリン | ◎ |
BG | ◎ |
スクワラン | ◎ |
ベタイン | ◎ |
水溶性プロテオグリカン | ◎ |
セラミド1 | ◎ |
セラミド3 | ◎ |
セラミド6II | ◎ |
水溶性コラーゲン | ◎ |
ダイズ種子エキス | ◎ |
ビワ葉エキス | ◎ |
ウンシュウミカン果皮エキス | ◎ |
シャクヤク根エキス | ◎ |
セイヨウオオバコ種子エキス | ◎ |
ヒアルロン酸Na | ◎ |
ユズ果実エキス | ◎ |
レモン果実エキス | ◎ |
アロエベラ葉エキス | ◎ |
ナタネ油 | ◎ |
グリチルリチン酸2K | 〇 |
トレハロース | ◎ |
1,2-ヘキサシジオール | ◎ |
カルボマー | △ |
水酸化K | 〇 |
水添レシチン | 〇 |
キサンタンガム | ◎ |
コレステロール | ◎ |
パルミチン酸 | 〇 |
トコフェロール | ◎ |
ラウロイルラクチレートNa | △ |
フィトスフィンゴシン | ◎ |
(C12-16)アルコール | 〇 |
フェノキシエタノール | △ |
【バランシングゲルの成分の役割】あの成分は〇〇のために入ってた!?
全32種類の一つ一つがどのような成分なのか解説していきます。
水
化粧水に使用される水は水道水ではなく精製水です。精製水とは、水の中の不純物を取り除いた綺麗な水です。
安全性は◎。
グリセリン
保湿効果が高い天然成分です。抗アレルギー作用もあるので敏感肌やアトピー肌の方の保湿によく使われています。
安全性は◎
BG
BGは肌に刺激がなく、殺菌と保湿の効果を得られる物質です。
安全性は◎。
スクワラン
スクワランの原料は深海ザメの肝油です。昔は肝油で栄養を補っていた程、栄養豊富です。スクワランは肌にもともと含まれている保湿成分で、スクワランが不足すると老化肌になってしまいます。
安全性は◎。
ベタイン
アミノ酸の一種です。保湿効果が高く、肌への浸透も良いのが特徴です。肌への刺激も少なく、敏感肌でも安心な成分です。
安全性は◎。
水溶性プロテオグリカン
肌の保湿に優れた成分です。ヒアルロン酸以上の保湿力があると言われています。肌にハリや潤いを与えるのに効果的な成分です。
安全性は◎。
セラミド1
高い保湿効果のある「セラミド」の1つ。水分を保持する効果が高く、刺激から肌を守ってくれる効果があります。
安全性は◎。
セラミド3
高い保湿効果のある「セラミド」の1つ。保湿効果、シワを薄くする効果があります。
安全性は◎。
セラミド6II
高い保湿効果のある「セラミド」の1つ。保湿効果、シワを薄くする効果、肌のターンオーバーを整える効果があります。
安全性は◎。
水溶性コラーゲン
動物の真皮が原料となっており、酵素で溶かして液体にしたものです。粘性が高いのが特徴で、肌の水分を保持する効果があります。
安全性は◎。
ダイズ種子エキス
炎症を抑える効果や、保湿効果、美白効果があります。肌のコラーゲンをつくる能力を上げる働きもあります。
安全性は◎。
ビワ葉エキス
昔から薬として利用されてきたビワの葉。炎症を抑える効果や細胞の再生を促す効果があります。
安全性は◎。
ウンシュウミカン果皮エキス
温州みかんから抽出されるエキスです。 ヘスペリジンという物質が含まれており、血行を良くして肌を活性化する効果、抗アレルギー作用があります。
安全性は◎。
シャクヤク根エキス
シャクヤクの根から抽出されたエキスです。炎症を抑える効果や血行を良くする効果、保湿効果、美白効果があります。皮脂のバランスを整える効果もあります。漢方でも使用される安全性の高い成分です。
安全性は◎。
セイヨウオオバコ種子エキス
セイヨウオオバコの種子から抽出されるエキスです。年齢と共に肌のコラーゲンが変質してしまい、ハリや潤いが失われるのを防ぐ効果があります。
安全性は◎。
ヒアルロン酸Na
ヒアルロン酸Naは、1グラムで6,000mlの水分を保持できる優れものです。加水分解ヒアルロン酸よりも分子は大きく、浸透率は高くありませんが、肌の表面の水分を保持する効果があります。加水分解ヒアルロン酸で中から、ヒアルロン酸Naで外から保湿するようなイメージです。
安全性は◎。
ユズ果実エキス
柚の果実のから抽出されるエキスです。柚は昔から美肌に効くとされており、肌の保湿効果があります。
安全性は◎。
レモン果実エキス
レモンの果実から抽出されるエキスです。レモンに多く含まれるビタミンCには、肌の細胞を活性化する効果や、保湿効果があります。レモンの刺激成分は取り除いてありますので、敏感肌でも安心できます。
安全性は◎。
アロエベラ葉エキス
保湿に良いとされるアロエの一種、アロエベラの葉肉から抽出されるエキスです。保湿効果、消炎効果、殺菌効果、紫外線を防ぐ効果があります。
安全性は◎。
ナタネ油
ナタネ油はアブラナから取れる植物油です。食用によく用いられていますね。肌の水分が逃げるのを防ぎ、肌を柔軟にする効果があります。
安全性は◎。
グリチルリチン酸2K
炎症を抑えたり、抗アレルギー作用があります。敏感肌やアトピー肌、ニキビ肌用の化粧品に多く使用されています。効果の強い抗炎症作用からステロイド作用があると噂されていますが、ステロイドと同様の副作用が出るとされる量の配合は、化粧品には認められていないため、危険はありません。
安全性は〇。
トレハロース
トレハロースは糖類の一種です。食品にもよく利用されています。高い保湿効果があり、肌を内側から守る効果もあります。
安全性は◎。
1,2-ヘキサシジオール
保湿の効果がある物質です。BGと同じように、保湿の他に殺菌作用があります。保湿と殺菌の両方の効果がある成分です。
安全性は◎。
カルボマー
一般に合成ポリマーと言われるものの一種です。一般に合成ポリマーは肌に悪いと言われることがあります。これは、合成高分子(合成ポリマー)のは、製造過程でポリマーのもととなるモノマーと呼ばれる分子が残ることがあるからです。モノマーは肌に刺激を与えてしまう事もあります。
しかし、カルボマーは水溶性高分子ですのでお肌に吸収されることはないので、肌への大きな負担にはなりません。また、よく言われる肌が密封されることもありません。
安全性は△。
水酸化K
肌を柔らかくして、保湿成分が入りやすくしている成分です。使用量には注意が必要で量を多く使用すると、肌への刺激になってしまいます。
安全性は〇。
水添レシチン
レシチンは大豆や卵黄を原料としていますが、合成界面活性剤の1つとされています。しかし、肌への刺激はほとんどないことから乳化剤として多くの化粧品に使用されています。また、保湿効果もあります。
ツヤ肌先生さくらはの考え方としては、レシチンは合成界面活性剤ではありますが肌に優しいので問題ないと思っています。
安全性は〇。
キサンタンガム
保湿効果と化粧品の安定剤として用いられる成分です。肌の表面に薄い膜を張り、肌を乾燥から守り肌のハリ高める効果があります。
安全性は◎
コレステロール
コレステロールは体に悪い印象がありますが、肌の潤いを保ち、肌を保護するにはコレステロールが必須です。シワを薄くしたり、肌の透明感を上げる効果もあります。
安全性は◎。
パルミチン酸
ラードなどに含まれる飽和脂肪酸です。コラーゲンの生成を促す効果があります。保湿効果や抗菌効果などがあります。界面活性剤として化粧品を乳化させるのに用いたりします。皮脂の分泌を整える働きもあります。
パルミチン酸は、オリーブ油などにも含まれる自然に存在する脂肪酸成分なので、肌への刺激は少ないとされていますが、まれにアレルギー反応がでることもあるようです。
安全性は〇。
トコフェロール
ビタミンEのことです。刺激に強いお肌を作るためには必須のビタミンE。血行を良くする働きもあり、肌が元気になるのを助けます。
安全性 ◎
ラウロイルラクチレートNa
合成界面活性剤の一種です。乳化剤として使われます。セラミドの様なラメラ構造を作る事ができます。合成界面活性剤の中では刺激は少ないですが、敏感肌の方には刺激になることもあります。
安全性は△。
フィトスフィンゴシン
セラミドの前駆体です。保湿効果があり、セラミドよりも肌への吸収が良いのが特徴です。
安全性は◎。
(C12-16)アルコール
一般的に「アルコール」と呼ばれるのは「エチルアルコール」のことで、(C12-16)アルコールとは異なります。(C12-16)アルコールは、脂肪族アルコールの一種です。乳化剤として用いられ、肌の保湿効果もあります。脂肪族アルコールは皮膚への刺激はないとされていますが、敏感肌やアレルギーの方は少々肌に刺激があるかもしれません。
安全性は〇。
フェノキシエタノール
化粧品の参加を防ぐ防腐剤です。フェノキシエタノールの防腐剤は非常に優れているので、少量の防腐剤で目的を果たすことができ、防腐剤の使用量を抑えることのできる成分でもあります。使用量は厳しく制限されており、肌への発がん性の報告はされていませんが、アレルギーが起こる可能性があるとされています。
安全性は△。
まとめ
不使用とされる、石油系界面活性剤、アルコール、合成香料、合成着色料、シリコン、鉱物油は入っていませんでした。
表示成分は上位に記載されているものから多く入っていますので、セラミドが多く入った化粧品であることがわかります。バランシングゲルはセラミドでの保湿をメインに考えている化粧品ですが、こんなにセラミドの配合が多いとは驚きました。セラミドが配合されている化粧品は多いですが、ここまでセラミドが多いのは珍しいですね。
気になった点は、パラベンなど発がん性が疑われる防腐剤は含まれていませんが、防腐剤のフェノキシエタノールが入っていることです。最後に記載されているので、配合量は1%未満の少量であると考えられますが、特に敏感肌の方は使用前にパッチテストをすると安心です。
防腐剤が全て悪という訳ではないと思っています。最低限の防腐剤のおかげで化粧品を安全に使えているのも事実です。ただ、敏感肌で化粧品で肌が荒れやすい方に限っては、防腐剤の有無はしっかりと確認した方がいいかもしれませんね。
全体的にはバランシングゲルの成分は、安心な成分で構成しようという気持ちがとても伝わってくる成分構成だと感じました。特に「保湿はセラミド!コラーゲンはなるべく肌に作らせる!」と筋が通っていて気持ちがいいですね。事実、セラミドは保湿に高い効果を発揮しますので、乾燥肌にお悩みの方は試す価値はあると思います。
この成分構成で、150g初回3,725円(税込)ならお得だと感じました。
>>バランシングゲルを実際に試してみた結果…!?【育児ママのガチンコ体験談】
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