突然出現する赤ちゃんの乳児湿疹。乳児湿疹は痛そうで痒そうで、見ているこちらも辛くなってしまいます。育児書を見ると「そのうち消える」なんて書かれていますが、なかなか消えない乳児湿疹を見ていると、「いつ消えるのか?本当に消えるの?このままだったらどうしよう!」と悩みは深くなってしまいます。
今回は、乳児湿疹はいつ消えるのか、どのようなケアをすれば克服できるのか、子供3人の乳児湿疹を克服した方法をご紹介します。
目次
乳児湿疹はいつ消える?
長男の乳児湿疹に悩みつつ色々と試した結果、ちゃんと克服することができました。乳児湿疹がいつ消えたのか、私の体験談とママ友の話をご紹介します。
長男の乳児湿疹【生後2週間頃→生後3ヶ月頃】
↓長男が1ヶ月くらいの時の写真です。目の周りを中心に顔全体に乳児湿疹がガッツリできてしまいました。まぶたにも湿疹ができ、目も開きにくそうで見ていて辛かったです。この頃は乳児湿疹という言葉も知らず、一人であたふたしていました。
長男の乳児湿疹は、生後3ヶ月頃に一旦落ち着きました。乳児湿疹が落ち着くまで約3ヶ月かかりました。
しかし、肌が弱い子だったので、生後8ヶ月頃からほっぺたに赤みが出てガサガサになってしまいました。
長女の乳児湿疹【生後2週間→生後2ヶ月】
長女は生後2週間くらいから乳児湿疹ができました。
1ヶ月健診で保湿剤をもらいましたが直ぐには良くならず、湿疹ができてから1ヶ月半くらい(保湿剤を塗り始めて)で良くなりました。
次男の乳児湿疹【生後2週間→生後2ヶ月頃】
次男は湿疹ができてから、約2週間くらいで乳児湿疹が落ち着きました。上2人の育児経験から治るまで2ヶ月くらいはかかるかなと思っていたので気長に自宅でケアを続けましたが、2週間で克服できました。
3人目は思っていたよりも早く乳児湿疹を克服することができました。
上の子達を育てた経験から、抗炎症作用のある入浴剤や保湿効果の高い保湿剤などを知っていたのが功を奏したのだと思います。
ママ友の体験談
退院して直ぐくらいから乳児湿疹が気になり始めて、生後2ヶ月くらいでウソみたいに良くなったよ!
生後2ヶ月くらいからポツポツ湿疹ができ始めて、5ヶ月くらいまでブツブツができたり治ったりを繰り返してたよ…
生後3ヶ月くらいに突然顔が湿疹だらけになったよ。うちも生後5ヶ月くらいに治ったかなぁ。
乳児湿疹には、生後1、2週間頃〜生後3ヶ月頃くらいにでき始め、長くても生後6ヶ月くらいには落ち着くことが多いようです。
乳児湿疹の原因は?なんで突然乳児湿疹ができた?
原因1:赤ちゃん時期は皮脂が多い
生後1、2週間〜3ヶ月くらいの乳児湿疹の原因の多くは皮脂によるものです。赤ちゃんは、皮脂腺に脂がたまりやすく自然と湿疹ができやすい肌環境になってしまいます。
赤ちゃんは生まれた時は、お母さんのホルモンの影響で体中が皮脂で覆われています。そのおかげで、お腹の外に出てからの刺激に耐えられるのですが、湿疹の原因にもなってしまいます。
原因2:肌の乾燥
乳児湿疹のもう一つの大きな原因の1つは『乾燥』です。赤ちゃんはお肌はスベスベだから、保湿なんて必要ないと思っていませんか?私は1人目の出産の時、何の知識もなくそう思っていました。実はこれが乳児湿疹を悪化させてしまいました。
生まれたての赤ちゃんの肌は皮脂がたっぷりでしたが、生後1〜2ヶ月で赤ちゃんの皮脂の分泌はだんだん少なくなり、肌の状態をコントロールする力も未熟なため、乾燥しやすい肌になってしまいます。
肌の乾燥はちょっとした事が肌への刺激になりやすい状況を作ってしまいます。例えば、肌着が肌に触れる刺激、ガーゼで顔を拭く刺激など、ちょっとした刺激が乾燥肌のあかちゃんにとっては、乳児湿疹の原因になってしまいます。
荒れた皮膚はアトピーなどの皮膚の病気になりやすい状況をつくってしまいますので、今のうちにしっかりとケアしてあげたいですね。赤ちゃんの時に綺麗なお肌を保つことで、アレルギーの予防になるというお医者さんもいる程、この時期のお肌のケアは重要です。
乳児湿疹克服のためにママができること
乳児湿疹を治すため、そして今後ならないためには肌の清潔と保湿が必要不可欠です。
赤ちゃんの肌を清潔に保つ
肌への負担になるものを避けることも大切です。
赤ちゃんは新陳代謝が活発なので、寝ているだけですが体は汚れやすく、母乳やミルクが口の周りにこぼれたりで口元も汚れがちです。
汚れは肌の状態を悪化させる原因になりますので、毎日の沐浴、そして授乳の後の清潔を心がけましょう。
赤ちゃんの肌はタオルで擦ると乳児湿疹は悪化してしまいますので、沐浴や赤ちゃんの顔を拭くときは、ガーゼをぬるま湯で濡らして優しく撫でるように拭いてあげましょう。
顎の下あたりの汚れが残りやすく乳児湿疹ができやすいので、注意して洗います。
石鹸は肌への刺激になる事もあるので、沐浴時は敏感肌用の石鹸を使用するのが安心です。また、お風呂の温度が高いと肌への負担が大きくなり、乾燥肌も悪化してしてしまいますので、温度も気を付けましょう。沐浴の温度は38℃~40℃が最適です。ベビー用の沐浴温度計を使用すると分かりやすいですね。
赤ちゃんの肌着は、コットン(綿)素材の肌に優しいものがいいですね。
乳児湿疹ができている肌は炎症のある状態です。
薬を使わずに肌の炎症を軽減させるために、私は3人目の乳児湿疹対策として100%カミツレエキスの入浴剤を沐浴剤として使っていました。
カミツレ(ジャーマンカモミール)は抗炎症作用や保湿効果が高く、昔は日本でも薬の扱いだったほど。アレルギー肌にも安心です。
オーガニックのカミツレ入浴剤なら、安心して赤ちゃんの乳児湿疹対策に使ってあげられます。毎日の入浴や沐浴でお湯に入れるだけなので、手間もなく楽々にケアできますので、ぜひ試してみてください。
>>乳児湿疹の炎症を軽減をサポート!100%カミツレエキスのオーガニック入浴剤【体験談】
小児科を受診する
あまりに湿疹がひどい時にはアレルギーなどの可能性もありますので、小児科を受診しましょう。
乳児湿疹で皮膚科や小児科を受診すると、きまって保湿をするように言われます。その時に処方されるのが、白色ワセリンやヒルドイドソフトというクリームです。
白色ワセリンは肌に浸透して治すというよりも、肌に蓋をして乾燥を防ぐという考え方の保湿剤です。薬局でも売っています。べたつくのが難点。
ヒルドイドソフトは、赤ちゃんだけでなく大人が肌荒れで受診しても処方される、保湿治療の代名詞的なクリームです。ローションタイプもあります。優秀なクリームですが、すぐ使い切ってしまう事と病院での処方が必要なのが難点です。ヒルドイドが合わない赤ちゃんもいるようです。(長女は合わず、湿疹の赤みがひどくなってしまいました。)
市販のクリームを使用する
ドラッグストアで買えて有名なのは『ベビーローション』ですね。各メーカーがベビー用ローションを発売しています。
私は長男出産後の新米ママの時には、新生児は市販のベビーローションは使わない方がいいと思い込んでいました。しかし、産院で聞くと市販のローションで大丈夫だから保湿は積極的に行うように言われました。
ドラッグストアで購入できるベビーローションは、お手軽ですが保湿効果は低いように感じたので、私は「メディプラスゲル」という敏感肌にも使えるオールインワンゲルを赤ちゃんの乳児湿疹に使用していました。
これは、病院に行かなくても手に入りますし、大人の頑固な乾燥にも効果がある保湿力で、ママと一緒に使えるのでとても楽でした。
念のため、赤ちゃんに使用する前には、二の腕あたりでパッチテストをしてあげると安心です。このパッチテストは、赤ちゃん用のローションを使う場合でも必ず行ってあげるといいと思います。どんなに評判の良い物でも、何が自分の肌・赤ちゃんの肌に合わないかは、誰にもわからないですからね。
>>敏感肌用の高保湿ゲルで乳児湿疹ケア【子供の肌に使った感想】はこちら
まとめ
乳児湿疹の主な原因は乾燥ですので、治すためには保湿が大切です。これ以上悪化させない為、予防のために積極的に保湿をしてあげましょう。
赤ちゃんのすべすべ肌はママの努力が作るものです。赤ちゃんは、肌の再生能力が高いので、気をつけてケアをしてあげると、乳児湿疹はあっという間に良くなります。ママの愛で赤ちゃんのすべすべ肌を守ってあげましょう。