産後、手に湿疹が!?辛いかゆみやピリピリを解決する方法

産後に突然、手に湿疹ができて困った経験があるママさんは少なくありません。見た目の悪さだけでなく、かゆみや痛みを伴う産後の湿疹を解決する方法をご紹介します。

目次

産後の手の湿疹は何?何かの病気?

産後に手に湿疹ができたたり、手のピリピリやかゆみが起きた場合、多くの場合は手湿疹と言われる症状のことが多いです。手湿疹は別名主婦湿疹とも呼ばれ、家事をする機会の多い主婦が洗剤で手のバリア機能が低下してしまい、手の湿疹ができてしまうという皮膚疾患です。

主婦の他、手を洗う機会の多い美容師さんにもよく見られる湿疹です。

症状は人によって違うようですが、水ぶくれのような湿疹や、痛みやかゆみを感じる方が多いようです。

わたしの場合、指にポツポツと水ぶくれのようなかゆみと痛みを伴う湿疹ができ、手のひらはピリピリした痺れのような痛みとぽつぽつと赤みができてしまいました。

「妊娠前や妊娠中も家事をしていたけど、湿疹なんてできなかった…」と言う方もいるでしょう。わたしもそうでした。産後は妊娠中よりも肌がデリケートな状態で、肌トラブルが起きやすい状況下にあるため手に湿疹ができてしまったと考えられます。

産後の手の湿疹の原因を詳しくご紹介

ホルモンバランスの変化

産後はホルモンバランスが崩れています。妊娠中に増えたエストロゲンやプロゲステロンが産後は急激に減って、妊娠前の体に戻っていきます。さらに母乳分泌するプロラクチンと言うホルモンが増えます。

産後はホルモンバランスが妊娠中とはまた異なり、体がその変化についていけないこともしばしばあります。

ホルモンバランスの変化は肌のバリア機能の低下ももたらします。

石鹸・洗剤によるバリア機能の低下

赤ちゃんのお世話をしていると、オムツ替えの度に手を洗ったり、哺乳瓶を洗ったりと石鹸や洗剤を使う機会が増えます。石鹸や洗剤は汚れも落としてくれますが、手を刺激から守ってくれている皮脂も落としてしまいます。

バリア機能が低下した手はデリケートな状態になり、外的刺激を受けやすく乾燥もしやすくなります。

ストレス

産後は赤ちゃんのお世話で睡眠不足になったり、核家族が増えているため最近ではワンオペ育児でママ1人が育児の負担を抱えるケースが増えています。

育児は大変。知らず知らずにストレスがたまり、ストレスによって自律神経の乱れが起きてしまい手の湿疹に繋がっていることも多いです。

産後の手の湿疹対策

太陽

産後に手の湿疹ができてしまった原因は1つではなく、多くの場合ホルモンの変化とストレスの合わせ技によってできています。つまり、体の回復と、ストレスの軽減のどちらのケアも必要になります。

なかなか湿疹が良くならない場合には、一度皮膚科を受診してみることをお勧めします。皮膚科を受診すると、ステロイドの塗り薬を処方されると思いますが、大抵はそれで湿疹が落ち着きます。

ただ、育児・家事・仕事などで忙しい中、病院に行くのはなかなか大変なことです。できれば自宅で対策したいと言う気持ちも良くわかります。わたしも子供の預け先がなく、自分で対策した1人です。

自宅でできる産後の手の湿疹対策をご紹介します。

手の保湿

肌のバリア機能を回復させるには、肌の保湿をするのが一番早い解決方法です。産後、手の湿疹ができている状態の手は、いつもよりも乾燥しています。

よく手を観察すると、肌のキメが流れていたり肌がガサガサしていたりしていることが多いです。ぜひ一度あなたの手を観察してみてください。産後、忙しくて手まで意識できる人は少数派。どうしても肌荒れしてしまう傾向にあります。

手の保湿に一番簡単なのはハンドクリームを塗ること。ドラッグストアで購入できるハンドクリームで大丈夫ですので、ぜひ1日数回ハンドクリームを塗るようにしてみましょう。

入浴後、顔のスキンケアをする時には、同じケアをぜひ手にもしてあげてください。湿疹が落ち着くまででもいいので、保湿には気を配ってみてください。肌のバリア機能が向上するので、手の湿疹ができにくい肌を作ることができます。

ストレス解消

睡眠不足を解消

言葉で言うのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいのがストレスの解消です。ストレスは寝不足が大きな要因となりますので、まずはできる限り睡眠をとるように心がけましょう。

まとまった睡眠をとるのが難しい状況の場合、22時〜2時までのゴールデンタイムと言われる時間帯に少しでも睡眠をとるように工夫してみてください。同じ4時間の睡眠であっても22時〜2時まで寝るのと、2時〜6時まで寝るのでは翌日の体の軽さが全く違います。

また、昼間赤ちゃんが寝ている時は、なるべくママもお昼寝をするようにしてみましょう。30分昼寝をするだけでも、体も気持ちもリフレッシュできます。

睡眠不足は、睡眠の取り方で乗り切るようにしたいですね。

リフレッシュする時間を!

普段、家で赤ちゃんと2人きりで過ごしているママも多いと思います。赤ちゃんは可愛いですが、ずっと2人でいると誰だって疲れてしまいます。そしてその疲れがストレスになります。

ママもリフレッシュする時間を作るようにしたいですね。「いつか時間ができたら…」やってみたいと思っていることってあると思います。でも、育児は次から次に忙しさが変わって来るものなので、時間ができるのは小学校に上がるころ。その頃になると、仕事復帰するママさんが増えるので、ママが1人で楽しめる時間は自分で積極的に作り出さないとなかなかやってきません。

午前中たくさん赤ちゃんと遊んで午後のお昼寝でしっかり寝てもらう工夫をして、お昼寝の2時間を趣味の時間に当てたり、パパの仕事が休みの日に1人でお出かけしてみるのもいい気分転換になります。

いつも赤ちゃんとべったり一緒にいるだけが、いいママではありません。うまく息抜きしながら、いつも笑顔で家族を照らせるママの方が素敵だなぁと思います。

パパをおだてて、家事マスターに育てるのもいいですね。おだててやる気にさせる間はストレスですが、一度家事マスターに育ってしまえばリフレッシュ時間を取りやすくなります。ママの心に余裕がある時に、パパ育てにチャレンジしてみてください。

パパ育てのポイントは、おだてていると分からないように、さりげなくおだてること。男って面倒なようで単純なので、うまくおだてて全力で感謝を示せば思っているよりも簡単に家事マスターになります。

【体験談】私の産後の手の湿疹対策

わたしの場合、ホルモンバランスの変化もあったとは思いますが、一番の原因はストレスでした。

子供の夜泣きが酷くなり夜中もずっと子供を抱っこしている状態、食欲もなくなりフラフラしていたかと思うと突然自分でも驚くほどの量を食べ出すと言う、お世辞にも規則正しいとは言えない生活を送っていた頃に手の湿疹が出てしまいました。

病院に行くことも考えましたが、子供の預け先もなく時間も取れなかったので、自宅で何とかする方法を考えました。

わたしは手の湿疹対策として、まずはいつもハンドクリームを塗りました。高いハンドクリームではなく、ドラッグストアで購入した500円くらいのハンドリクリームです。家事・育児に追われてそんなに頻繁に塗ることはできませんでしたが、洗面所と台所にハンドクリームを1つずつ置いておき、手を洗ったり洗い物をした後には必ずハンドクリームをつけるようにしました。

そして一番気を使ったのが、夜お風呂に入った後に顔のスキンケアと同じケアを手にもすることでした。そうは言っても、化粧水をつけて、乳液をつけて、美容液をつけて、クリームを塗って…なんてケアはしている時間も気力もありませんでしたし、顔にもそんなケアはしていませんでした。

時短の為に産後は高保湿のオールインワンゲルを使っていたのですが、手に湿疹ができてからはお風呂上がりに顔にゲルをつけるのと一緒に、手にもゲルを塗り込むようにしました。

たったこれだけですが、やっぱり顔用のケア用品は潤いが違います。ただ蓋をするハンドリクリームとは違い、肌の奥までぐんぐん入っていくので、手の肌がふっくらするのがわかりました。仕上げにいつものハンドクリームをつければ、乾燥しません。

1日1回、手にも顔と同じケアをするようになってから、あれだけ辛かった手のかゆみやピリピリ感がなくなり、できていた湿疹も落ち着きました。

ライン化粧品をお使いの方も、ぜひお使いの化粧品で手のケアをしてみてください。同じく産後の手の湿疹に悩んでいたママさんにお伝えしたところ、その方もこのケアで手の湿疹が改善されていました。

ライン化粧品を手に使うなんて勿体無いという方は、手やボディ用に1つオールインワンゲルを用意していいかもしれません。1ヶ月1,500円以下で使える低刺激オールインワンゲルなどもありますので、賢く活用してみてください。

>>【24時間 湿潤美容】敏感肌用オールインワンゲルの詳細はこちら

 

>>【安心成分】妊娠中・産後のスキンケアランキング