正中線

妊娠したら目立つようになったお腹の黒ずみ妊娠すると雑誌などでも「妊娠線に気をつけましょう」と書かれていますので、妊娠線が黒くなった!と思われる方も多いのですが、実はそれは妊娠線ではありません

お腹の真ん中に茶色の線が縦に入ったら、それは正中線と呼ばれるものです。

正中線」って、聞き慣れない単語ですよね。妊婦さん雑誌でも特集されるのは妊娠線のみで、多くの方が正中線に悩んでいるのに、対策などはあまり知られていないとのが現実です。正中線の原因ケア方法をご紹介します。

目次

正中線って何?妊娠線との違いは?

妊娠線

正中線とは、おへその上下に縦に走る線のことです。痒みや痛みなどはありません。

あなたのお腹を見ると茶色く縦のラインが出ていると思いますが、「痒くもなく、突然茶色の線が出た」という印象ではないでしょうか。実は、正中線は母親の胎内にいた時に細胞分裂した痕のようなものです。つまり、男性・女性に関わらず、誰にでもあるのもの。目立たないだけで普段からあるものなのです。

さくらはこの事実を知った時、妊娠して新しい命をお腹の中に宿したことで、自分の生命が育った痕跡を確認し命の繋がりを感じました。

一方妊娠線は、妊娠による急激な皮膚の伸びに付いていけなくなった皮膚にひび割れができます。中学生や高校生くらいの男子で急激に身長が伸びると、線が出ていたりしますよね。それと同じメカニズムでできるのが妊娠線です。

正中線と妊娠線は同じ場所、同じ時期に出やすい症状ではありますが、全く別のものです。

妊娠中に正中線が出やすい理由

妊婦とパートナー

妊娠中はホルモンバランスの変化により、メラニンが体内に蓄積されやすい状況です。普段は色が薄く気づきにくい正中線ですが、妊娠中はメラニン色素が影響しやすく、正中線がくっきり出てしまいやすいのです。妊娠中はシミが出来やすいのと同じ理由ですね。

妊娠中期〜後期にかけて、正中線が濃くなっていく方が多いようです。

正中線は消えないの?

考える女性

妊娠線は出来てしまうと完全に消えることはありません。しかし、正中線はメラニンの影響で一時的に色素が濃くなっているので、産後1年くらいの間に薄くなる方がほとんどです。

放っておいても消えるという現象から、妊婦さん雑誌でも正中線よりも妊娠線が取り上げられるのですね。妊娠線は予防が大切と言いますが、正中線も出来る前のケアで予防することが可能です。

ズバリ!正中線対策はコレ

ベッドの上で笑顔の女性

妊娠線と正中線は発生のメカニズムが異なるため、対策も異なります。正中線はメラニンの影響なので、メラニンの生成を抑制し、皮膚のターンオーバーを促すことで早く目立たなくすることができます。

保湿

保湿は肌トラブル解決の基本です。肌をしっかり保湿することでターンオーバーが整い、蓄積されたメラニンを排出されやすい状況をつくります。保湿は正中線だけでなく、妊娠線予防にもなりますので、お風呂上がりはすぐに保湿することを心がけましょう。

メラニン抑制

黒ずみケアには、メラニンの発生を抑制するのが効果的です。妊娠中はホルモンの影響でメラニンが発生しやすい状況なので、外からのケアでこれを抑えてあげましょう。黒ずみケア=美白化粧品を思い浮かべますが、妊娠中や産後は肌がデリケートですし、赤ちゃんに影響のある成分などもあります。

そのため、美白クリームを塗るのではなく、妊娠中・産後に特化したメラニン抑制クリームを使うようにしましょう。保湿ケアとメラニン抑制を簡単に行うには、正中線用のクリームを使うと便利です。

まとめ

正中線はメラニンによって目立ってしまっています。そのままでも薄くなっていきますが、早く妊娠前のキレイな体に戻るには、やっぱりメラニンを抑制するためのケアが大切です。

メラニン抑制クリームは、正中線が気になるお腹の他にも、乳首の黒ずみや、ヒザやデリケートゾーンなど、体中の黒ずみケアができます。あちこちの黒ずみが気になる妊娠中は、メラニンを抑制するクリームを1つ持っていると重宝しますよ