肌荒れなどで皮膚科に行くと処方される事の多いワセリン。敏感肌や赤ちゃんの肌など、デリケートな肌にも使用できる保湿剤として最もポピュラーなのがワセリンだと思います。
しかし、ワセリンは本当に敏感肌にも効果があるのでしょうか?
ワセリンはどういう保湿剤で、敏感肌の保湿ケアにも適しているのかご紹介します。
目次
ワセリンってどんな保湿剤?
皮膚科で処方されている「ワセリン」は、正確には白色ワセリンと呼ばれているものです。白色ワセリンは薬局やドラッグストアでも販売されており、実は病院に行かなくても簡単に手に入ります。
ワセリンは、実はそれ自体に肌を治癒する成分は含まれていません。
肌に蓋をして皮膚の水分が逃げていくのを防ぎ、肌を外部刺激から守ることで、あくまで皮膚自体の回復力をサポートして肌を良い方向へと導くというのがワセリンの働きです。
ワセリンは敏感肌に効果的なの?
上でご紹介したように、ワセリンには肌を直接的に治す働きはありません。そのため、敏感肌で荒れてしまった肌に、ワセリンのみを塗布するだけでは効果期待できないと思います。
ワセリンの効果を最大限に活かすには、肌に水分を与えた上で、ワセリンを塗って蓋をする事が大切です。
ワセリンは、肌にとても優しく、誰でも使用しやすいという大きなメリットがあり広く利用されていますが、化粧品と保湿効果を比較した時、実はワセリンの保湿効果はそれほど大きくありません。肌の保湿という点では、化粧品の方が優れているのだそうです。
病院でも必ずと言ってよい程処方されていて、「保湿してますよー」と言わんばかりのベタベタした使用感から、ツヤ肌先生さくらは、ワセリンの保湿効果に絶対の信頼を寄せていたので、この事実を知った時はショックでした。
ただ、敏感肌の方はどの化粧品でもOKという訳にはいきません。
敏感肌の方の肌は、水分が逃げやすく保湿がされにくい傾向にあるため、その点もしっかり考慮されて作られた敏感肌専用の化粧品が、使いやすく保湿効果を得られやすいと思います。
ワセリンは肌にフタをするためのものなので、直接的に敏感肌にアプローチしていく成分は含まれていません。また、ベタベタする使用感から、使いにくいと感じる方も多いのではないでしょうか?ワセリンは肌に優しく安全性の高い保湿剤なので、用途が広く病院では好んで使用されていますが、効果と即効性という点では、敏感肌用化粧品の方が高いと感じています。
今は、たくさんの優秀な化粧品がありますので、あなたの肌に最も合った化粧品を見つけてみて下さい。肌にピタッと合った化粧品は、ワセリン以上の効果を感じさせてくれると思います。