笑うとほうれい線の溝が深くなると考える方も多いですね。
確かに笑った時はどんな方でもほうれい線ができます。小さな子供だってできます。
そのため、笑顔の回数がほうれい線を濃くしていると思われる方もいますが、ほうれい線が後に残ってしまうのは笑顔になった回数が多いことは大きく影響しないと言われています。実は全くの逆で、笑顔はほうれい線が残るのを防いでくれるのです。
同じ表情を続けることでできる表情ジワと混同している方も多いですが、ほうれい線は人間の顔の構造上、誰でもできるものです。問題なのは、できた溝が元に戻らないこと!
ほうれい線が目立つ原因と、笑うと薄くなる理由をご紹介します。
「笑顔」はほうれい線の救世主?
子供の場合は、笑った表情から真顔に戻れば、ほうれい線は消えますが、大人になるとそうはいかなくなってきます。
大人になるとほうれい線が目立つ原因は、大きく2つあります。
頬の筋肉が皮膚や脂肪を支えられずに下がってしまう
頬の筋肉を表情筋といいます。この表情筋は意識して使わないと年齢とともに衰えていき、皮膚や顔の脂肪を支える力が弱くなります。ほうれい線がない肌にするためには、表情筋の強化が第一です!
鏡の前で大きな口を開けて「あ・い・う・え・お」と言ってみましょう。これだけで、顔の筋肉が使われているのを実感できると思います。これを毎日2回朝・晩行うだけで変化が出てくるはずです。
そして、表情筋を鍛えるのに最適なのが笑顔です。笑うことで顔の筋肉は使われます。できれば大きな口を開けて、顔をくしゃくしゃにして笑いましょう。
笑顔のはストレスを発散する効果、気持ちを楽しくする効果もあります。イライラしたり、嫌な事があった時に笑うことで、気持ちが明るくなるそうです。
笑うと首筋も一緒に伸びるので、首にシワもできにくくなり、良い事づくしですね。
肌がダメージを受け細胞の再生がうまくできない
肌には形状記憶能力があります。子供が笑顔から真顔になってもほうれい線が目立たないのは、この形状記憶能力がしっかりと働いているからです。
ダメージを受けた肌は元に戻る能力が低下してしまいます。でも、元の状態を忘れたわけではありませんので、肌の細胞の再生を促し肌本来の力を取り戻してあげれば、ほうれい線も目立たなくなります。
肌のダメージの主な原因は紫外線や乾燥です。肌のダメージを回復させるためには、毎日の保湿と日焼け止めは欠かさないことが重要です。
保湿は、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など肌に元々ある成分を補ってあげられる保湿化粧品を使用すると良いですね。
「ほうれい線は笑うとできるから笑わない」というのは、ほうれい線ができすい環境を自ら作っている状態です。たくさん笑って表情筋を鍛え、気持ちもHAPPYになりながらほうれい線を撃退しましょう。
そして肌のダメージを回復させることで、ほうれい線はより目立たなく、そして今後もできにくくなります。
ダメージ回復のために、保湿化粧品でしっかり保湿することを心がけたいですね。