温泉に行くと肌がツルツルになると言いますよね。美人の湯と言われ昔から女性に愛される温泉もあり、美容に良いとされて日本人に親しまれてきた温泉水。
温泉水には一体どんな肌に良い効果があるのでしょうか?美容に敏感なあなたなら、知らないと損する温泉水の効果をご紹介します。
目次
温泉水が肌に与える効果
温泉水が肌に与える効果は大きく分けて2種類あります。なんとなく「温泉は肌がキレイになる!」と思い込んでいませんでしたか?
温泉水の美肌効果には理由があります。
肌の保湿効果
温泉水にはミネラルがたくさん含まれています。そのミネラルのバランスが体のミネラルバランスと似ている温泉水は、肌への浸透が良く、保湿効果を上げる働きをしてくれます。
化粧品に含まれている温泉水は、数多い温泉水から体に近いミネラルバランスの物が使用されています。温泉水は、肌に必要なミネラルと潤いを与えるにはぴったりなのです。
肌のピーリング効果
温泉水には肌のピーリング効果があり、新しい皮膚を作ることを促す働きもあります。ピーリングと聞くと、敏感肌の方には少し抵抗があるかもしれませんね。
そんなあなたも安心してください。温泉水は肌に負担のある普通のピーリングとは違い、肌に優しく「余分な角質だけ」を落とす効果があります。
アルカリ性の温泉水と酸性の温泉水で肌への効果が違う!?
全ての温泉がどの方の肌にも効果的とは限りません。温泉水の性質を知った上で、賢く使用して美肌を手に入れましょう。
温泉水には、アルカリ性の温泉水と酸性の温泉水があります。これらは得られる効果が違うことをご存知ですか?
酸性泉 | pH3未満 |
弱酸性泉 | pH3~6未満 |
中性泉 | pH6~7.5未満 |
弱アルカリ性泉 | pH7.5~8.5未満 |
アルカリ性泉 | pH8.5以上 |
美肌のための温泉水なら、アルカリ性を選ぶのがGOOD
アルカリ性の温泉水は、肌の古い角質を柔らかくして毛穴に詰まった汚れを浮かせたり、メラニンの分解を促進したりする性質を持っています。そのため温泉に入ると肌がすべすべする感じがします。
しかし、アルカリ性が強いと肌がヒリヒリしたり、肌荒れの原因になることもあります。特に敏感肌の方は、あまり強いアルカリ性の温泉水を使用するのは控えましょう。
そこで、肌に優しく、そしてマイルドなピーリング効果も発揮してくれるのが「弱アルカリ性」の温泉水です。美肌効果を期待して温泉水を使用する時は、弱アルカリ性のものを選ぶと安心です。
酸性の温泉水の肌への効果
酸性の温泉水には肌の殺菌作用があり、アトピーやニキビに効果的です。また、皮膚の表面をを溶かして肌の自然治癒力を促進する働きもあります。一般的に、硫黄の香りがする温泉は酸性の温泉が多いです。
酸性が強いと敏感肌の方は肌を痛めてしまう可能性があるので、酸性の温泉水を使う場合は「弱酸性」の温泉水がいいですね。
肌は弱酸性なので弱酸性の温泉水は肌に負担がなく、敏感肌の方にも安心して使用できますが、酸性の温泉水は付けた後に、水で洗い流すことが必要になります。
酸性の温泉水は殺菌効果やピーリング効果などがありますが、肌に付けたままにしておくと必要な肌の成分まで落としてしまい肌の負担になることもあります。そのため、保湿化粧品には酸性の温泉水を使用する事はほとんどありません。
酸性の温泉に行った時にも、シャワーで流して出るようにしたいですね。
温泉水配合の化粧水は肌にいい?実際に使ってみました
温泉水配合の化粧水をネットで探すと色々な化粧品が出てきます。温泉水100%の化粧水や、温泉水を原料にして肌にいい成分を追加している化粧品もあります。ドラッグストアでよく目にするアベンヌウォーターも海外の温泉水化粧水ですね。
温泉のすぐ近くに住んでいる方の中には、温泉水を化粧水代わりにつける美容法を実践している人もいますが、かなり条件が整った温泉水である必要がありますし、温泉から遠方に住んでいる方が自宅で温泉水を購入して化粧水代わりにつけるのは鮮度の問題もありますしリスクがあります。
私は、温泉水を原料に使っている化粧品を使っています。たくさんの種類があってどの温泉水化粧品を選べばいいのか迷ったときには、成分表示のどの部分に温泉水が書かれているのを確認してみましょう。
化粧水の成分表示は1%以上配合されているものについては配合量の多いものから書く決まりがあります。温泉水がはじめの方に出てくる化粧品はそれだけ温泉水をたくさん使っているので、温泉水の美容効果を感じやすいと言えます。
一方、温泉水化粧品を謳っていても配合量が少ない化粧品なら、あまり温泉パワーを期待することは難しいでしょう。
温泉水で作られたオールインワンゲルがお気に入り
私は美人の湯として古くから伝わる【玉造温泉水】をベースに作られたオールインワンゲルを使っています。温泉水は化粧水というイメージが強かったのですが、ゲル状になることで肌に長時間温泉水がとどまり、肌がプルプルになるのが気に入っています。私が愛用しているのは『メディプラスゲル』という温泉水オールインワンゲルなのですが、初めて使ってから手放せない存在になっています。他の化粧品を試してみては結局このゲルに戻っています。
私はもともとオールインワンゲルって肌に浸透しない感じがして嫌いだったのですが、温泉水がベースだからなのかメディプラスゲルは肌にす〜っと入っていきます。
どの温泉水化粧品を使ってみるか悩むときには、ぜひ美人の湯パワーを試してみてください。
>>美肌の名湯『玉造温泉水』をたっぷり使った高保湿ゲルが神!?【体験談】
化粧品にしてこれだけの美肌パワーのある温泉水なのですから、きっと源泉はもっといいに違いないです。育児が落ち着いたら、玉造温泉にのんびり美肌旅行に行くことが私の夢です。(1週間くらい美肌温泉に癒されたいです。)それまでは化粧品で美肌の湯の恩恵を感じさせていただきます。
まとめ
温泉水は古くから愛されている美肌のための化粧水です。
ただし、泉質によっては肌に負担をかけてしまうので、温泉水入りの化粧水を選ぶ時にも気をつけましょう。自然の力を借りて綺麗な肌を手に入れたいですね。
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